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ヴァーツラフ・ネリベルの代表曲22選|吹奏楽の名曲を演奏動画つきで紹介

鋭いリズム、重厚な金管楽器の響き、そして息をのむような静けさ。20世紀の吹奏楽に独特の緊張感とエネルギーをもたらした作曲家が、ヴァーツラフ・ネリベル(Václav Nelhýbel)です。

《トリティコ》《交響的断章》《二つの交響的断章》《フェスティーヴォ》など、現在も吹奏楽のレパートリーとして知られる作品を数多く残しました。小さな音型を積み重ねて大きな音楽をつくる、その構築的な作風も魅力です。

この記事では、ネリベルの代表的な吹奏楽曲22作品を、成立背景や聴きどころ、演奏動画とともにご紹介します。
定番の名曲から東欧の舞曲まで、ぜひ気になる1曲を探してみてください♪

目次

トリティコ

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約10分40秒

《トリティコ》は、ネリベルの代表作としてまず紹介したい吹奏楽の名曲。1965年に出版された全3楽章の作品で、現在も本格的なウインド・アンサンブルのレパートリーとして知られています。

急激な強弱の変化、金管楽器の鋭い響き、精密に組み合わされたリズムが印象的。三つの楽章を通して、静かな緊張と爆発的なエネルギーの対比を味わえます。

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交響的断章

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約7分

《交響的断章》は、ネリベルの代表的な吹奏楽作品のひとつ。1966年出版の単一楽章の作品で、短い演奏時間に強い緊張感を凝縮しています。

中心となる音を保ちながら音楽が大きな弧を描く構成が特徴。管楽器の鋭い音色と、響きが積み重なる場面の迫力に耳を傾けたい1曲です。

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二つの交響的断章

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約14分

《二つの交響的断章》は、1970年に出版された2楽章構成の作品。《交響的断章》と名前は似ていますが、独立した別の作品です。

約14分というまとまった規模のなかで、各楽章の性格と音楽の展開をじっくり聴けます。ネリベルらしい緻密なリズムと、管楽器の重厚な響きに注目してみてください。

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フェスティーヴォ

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約6分

《フェスティーヴォ》は、1968年に出版された祝典的な吹奏楽作品。ネリベルの作品のなかでも比較的取り組みやすく、演奏会でも取り上げやすい1曲です。

快活なリズムと金管・打楽器の明快な響きが特徴。約6分という長さなので、ネリベルの音楽に初めて触れる入口としてもおすすめできます。

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アンティフォナーレ

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル

《アンティフォナーレ》は、通常の吹奏楽に金管6重奏を加えた作品。別の位置に配置した金管群とバンドが呼び交わす、空間的な音楽が魅力です。

別働隊はトランペット3本とトロンボーン3本。演奏会場のどこに配置するかによって音の聞こえ方も変わるため、ライブ演奏ならではの面白さが際立ちます。

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復活のシンフォニア

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約25分

《復活のシンフォニア》は、ネリベルの大規模な吹奏楽作品。東京佼成ウインドオーケストラによる録音も残されている、演奏時間約25分の大作です。

題名の「復活」からも感じられる荘厳な世界と、強烈な管楽器の響きを味わいたい1曲。編成や演奏時間の面から、コンサートの中心に据える作品として考えられます。

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コラール

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約5分

《コラール》は、1965年に出版されたネリベル初期の吹奏楽作品。古いボヘミアの聖歌に関わる題材を持ち、約5分の落ち着いた音楽として紹介したい1曲です。

勢いのある《トリティコ》とは違い、和声の移り変わりや重なり合う管楽器の響きを味わえる作品。コラールという形式にも注目して聴いてみてください。

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プレリュードとフーガ

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約6分30秒

《プレリュードとフーガ》は、1966年に出版された吹奏楽作品。前奏曲とフーガという、古くから使われてきた形式を組み合わせています。

フーガは、ひとつの主題を異なる声部が追いかけるように重ねる音楽。音が次々と受け渡される様子を聴けば、ネリベルの対位法の巧みさが伝わってきます。

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アダージョとアレグロ

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約7分

《アダージョとアレグロ》は、1966年出版の約7分の作品。「ゆっくりと」と「速く」という、速度の異なる二つの性格が題名に示されています。

ゆったりした響きから活発な音楽へと向かう変化に注目したい1曲。短い時間でも対照的な音楽を楽しめる、演奏会向けのレパートリーです。

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エスタンピー

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約5分

《エスタンピー》は、中世の舞曲を連想させる題名を持つ作品。吹奏楽に、離れた位置の金管4重奏を組み合わせる特殊な編成で書かれています。

別働隊はトランペット2本とトロンボーン2本。リズムだけでなく、離れた金管群がバンドとどのように響き合うかにも注目してみてください。

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協奏組曲

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約10分

《協奏組曲》は、1967年に出版された約10分の吹奏楽作品。「協奏的」という題名が示すとおり、各楽器群の個性を味わえる組曲です。

特定の独奏者だけが主役になる協奏曲とは異なり、バンド全体の掛け合いが魅力。まとまった長さを持つため、定期演奏会のレパートリーとしても検討できます。

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ヤマハ・コンチェルト

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約5分

《ヤマハ・コンチェルト》は、1971年に出版された約5分の吹奏楽作品。題名から協奏曲を思わせますが、公式作品目録では通常の吹奏楽作品として分類されています。

短い時間のなかでネリベルのリズム感を楽しめる1曲。名称だけで特定の独奏楽器が必要と決めつけず、実際の編成に基づいて選曲したい作品です。

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コルシカ島の祈り

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約7分

《コルシカ島の祈り》は、地中海に浮かぶコルシカ島にまつわる祈りを題材とした作品。1976年出版で、録音も残されています。

「リタニー」は祈願を繰り返す連祷のこと。踊りのような作品とは異なる、祈るような音楽の性格に耳を傾けたい約7分の1曲です。

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ボヘミア組曲

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル

《ボヘミア組曲》は、作曲者の故郷であるチェコのボヘミア地方を題材とした作品。1969年に出版され、比較的やさしいグレードに分類されています。

東欧の土地や文化を思い浮かべながら、ほかの大作とは違った親しみやすさを楽しみたい組曲です。学校バンドのレパートリー候補にもなりそうですね。

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ユーゴスラヴィア舞曲

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約4分15秒

《ユーゴスラヴィア舞曲》は、1977年に出版された約4分15秒の吹奏楽作品。東欧の舞曲を題材にした、比較的コンパクトなレパートリーです。

ネリベルらしいリズムへのこだわりを、短い時間で感じられる1曲。演奏会で異なる地域の舞曲を聴き比べるプログラムにも組み込みやすそうです。

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アゴン

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約8分

《アゴン》は、1984年に出版された約8分の作品。題名には「争い」「競技」といった意味があり、緊張感のある音楽を連想させます。

大作《モノリス》などとあわせて、ネリベルの現代的な表現を楽しみたい1曲です。公式目録では演奏グレード4に分類されています。

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モノリス

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約10分

《モノリス》は、演奏時間約10分の難度の高い吹奏楽作品。公式作品目録では最高水準に近いグレード6に分類されています。

題名は「一枚岩」や「巨大な石柱」を意味する言葉。高度な合奏力を必要とする現代的な作品を探しているバンドに、注目してほしい1曲です。

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セレモニー

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約5分15秒

《セレモニー》は、ネリベルの吹奏楽作品のひとつ。2017年に新たな出版譜が出され、約5分17秒、グレード3〜4とされています。

儀式的な雰囲気を連想させるタイトルながら、音楽の具体的な展開については演奏資料とあわせて確かめたいところ。短い作品として選曲候補にできます。

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コラールとアレグロ

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約5分10秒

《コラールとアレグロ》は、2017年に出版された約5分10秒の作品。ゆったりしたコラールと速いアレグロを組み合わせる構成です。

二つの異なる性格の音楽をコンパクトに聴けることが魅力。ネリベルの和声とリズムの両方を味わいたいときに注目してみてください。

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世の終わりへの行進

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル

《世の終わりへの行進》は、1992年に書かれ、翌1993年に初演された作品。1999年に出版された楽譜が確認できます。

題名から想像される重厚な行進と、ネリベルらしい打楽器・低音楽器の書法が注目どころ。強いメッセージを感じさせる演奏会作品です。

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オルガヌム

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル

《オルガヌム》は、1973年に出版された、吹奏楽と別働金管4重奏のための作品。曲名は中世の多声音楽の技法を指す言葉です。

離れた位置から演奏するトランペット2本とトロンボーン2本が、バンドの音に別の層を重ねます。響きの位置や音の重なりを、実演で体感したい1曲です。

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ポーランドのクリスマス

作曲:ヴァーツラフ・ネリベル / 演奏時間:約7分

《ポーランドのクリスマス》は、1983年に出版された約7分の吹奏楽作品。ポーランドの旋律を素材に、クリスマスの雰囲気を伝えます。

出版社の紹介では、高校生のバンドにも取り組みがいのあるコンサート曲とされています。冬の演奏会で、いつものクリスマス曲とは違う作品を探すときにも面白そうです。

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作曲家について

ヴァーツラフ・ネリベル(Václav Nelhýbel/1919〜1996)は、チェコ出身の作曲家。ヨーロッパで音楽を学び、1960年代以降はアメリカを拠点に活動しました。《トリティコ》《交響的断章》《フェスティーヴォ》など吹奏楽の重要なレパートリーを数多く残しています。鋭いリズム、対位法を生かした緻密な構成、管楽器と打楽器の強烈な音響が特徴です。

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