目まぐるしく変わる拍子、打楽器の強烈なリズム、そして次々と重なり合う管楽器の旋律。吹奏楽の持つエネルギーを存分に引き出す作曲家が、デイヴィッド・R・ホルジンガー(David R. Holsinger)です。
《春になって、王たちが戦いに出るに及んで》《スクーティン・オン・ハードロック》など、躍動感あふれる作品で知られる一方、《フィリップ・ブリスの賛美歌による》のような穏やかで美しい作品も残しています。激しさと繊細さの両方を持っていることが、ホルジンガーの大きな魅力です。
この記事では、ホルジンガーの代表的な吹奏楽曲39作品を、成立背景や聴きどころ、演奏動画とともにご紹介します。コンクール自由曲の定番から舞曲、賛美歌による作品、大規模な交響曲まで、気になる1曲を探してみてください♪
春になって、王たちが戦いに出るに及んで
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約12分
《春になって、王たちが戦いに出るに及んで》は、ホルジンガーを代表する吹奏楽の大作。1986年にABAオストワルド賞を受賞した作品で、旧約聖書に描かれたダビデ王の時代の戦いを題材にしています。
不規則に変化する拍子、激しく打ち鳴らされる打楽器、管楽器の鋭い響きが、緊迫した戦いの場面を思わせます。楽器を吹きながら声を出すなど、通常の吹奏楽とは異なる特殊奏法も登場。聴く人を物語の中へ引き込むような迫力を持った1曲です!
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スクーティン・オン・ハードロック ~3つの即興的ジャズ風舞曲
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約8分30秒
《スクーティン・オン・ハードロック》は、ジャズの雰囲気とホルジンガーらしい激しいリズムを組み合わせた人気作品。1999年に作曲され、「3つの即興的ジャズ風舞曲」という副題がつけられています。
跳ねるようなリズム、予想外のアクセント、めまぐるしい曲想の変化が大きな魅力。ジャズらしい軽快さを感じさせながらも、アンサンブルには高い正確さが求められます。吹奏楽のリズムの面白さを存分に楽しめる1曲です!
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フィリップ・ブリスの賛美歌による
作曲・編曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約5分
《フィリップ・ブリスの賛美歌による》は、ホルジンガーの静かな作品を代表する名曲。1989年に作曲され、賛美歌《It Is Well with My Soul》の旋律をもとにしています。
穏やかな旋律が木管楽器や金管楽器へと受け継がれ、豊かなハーモニーに包まれていきます。激しいリズムを得意とする作曲家だからこそ、こうした音楽の温かさがいっそう印象的。吹奏楽の美しい響きをじっくり楽しみたいときにおすすめしたい作品です。
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危険な大空を制圧するために(大空への挑戦)
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約13分20秒
《危険な大空を制圧するために》は、アメリカ空軍軍楽隊の委嘱によって作曲された吹奏楽の大作。原題は《To Tame the Perilous Skies》で、第二次世界大戦の航空戦に関連する歴史を題材にしています。
約13分の中で、空中戦を思わせる緊迫したリズムや激しい響きが展開されます。物語性のある作品が得意なホルジンガーの魅力を感じられる1曲で、大規模な吹奏楽の迫力を楽しみたい人にもおすすめです。
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ヘヴンダンス
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約6分
《ヘヴンダンス》は、作曲者の娘ヘイヴンに着想を得た、リズム豊かな吹奏楽作品。
題名は作曲者の娘ヘイヴンの名前に由来し、家族への思いが音楽の中に生かされています。
繰り返されるリズムの上で音楽が勢いよく進み、ホルジンガーらしいアクセントの面白さを楽しめます。代表的な難曲と比べると比較的短く、彼の個性的なリズムに触れる入口としても魅力的な1曲です。
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祭礼の舞(リタージカル・ダンス)
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約8分30秒
《祭礼の舞》は、1981年に作曲されたホルジンガー初期の重要作品。原題は《Liturgical Dances》で、母校の音楽友愛団体の創立75周年を記念して委嘱されました。
宗教的な題名ではありますが、作曲者自身によれば、特定の物語を描いた作品ではなく、学生時代の仲間との思い出を表現した音楽です。荒々しいリズムと落ち着いた部分が共存し、若き日の情熱を感じさせます。
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バレエ・サクラ
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約16分
《バレエ・サクラ》は、1990年に作曲された大規模な吹奏楽作品。約16分という演奏時間を持ち、ホルジンガーの本格的なコンサート作品の一つです。
原題の《Ballet Sacra》は、神聖な舞踊を連想させる言葉。宗教的な題材を持ちながら、吹奏楽の力強い響きを生かした作品です。なお、《祭礼の舞(Liturgical Dances)》とは独立した別の作品なので、曲名を混同しないようにしましょう。
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オムニプレゼント・オッターフの軍隊
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約10分20秒
《オムニプレゼント・オッターフの軍隊》は、1982年にABAオストワルド賞を受賞した初期の代表作。原題は《The Armies of the Omnipresent OTSERF》で、架空の軍隊を題材にしたユーモラスな物語が背景にあります。
作曲者が学んだカンザス大学での経験が創作のきっかけとなり、通常とは異なる記譜法や自由な演奏部分、特殊な打楽器の使用などが盛り込まれました。実験的な音楽と遊び心が結びついた、ホルジンガーらしい作品です。
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グミウェイの復讐
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約12分30秒
《グミウェイの復讐》は、1994年に作曲された全3楽章の吹奏楽作品。原題は《Gmyway’s Revenge!》で、ホルジンガーの作品のなかでも高い演奏技術を必要とする大作です。
全曲で約12分半という規模を持ち、楽章ごとの性格の変化を楽しめます。独特の題名からも感じられるユーモアと、緻密に組み立てられたリズムとの組み合わせに注目したい作品です。
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ギア・プーリー・チェーン
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約11分
《ギア・プーリー・チェーン》は、2005年に作曲された難度の高い吹奏楽作品。原題は《Gears Pulleys Chains》で、「歯車・滑車・鎖」という機械的なモチーフが題名になっています。
歯車がかみ合うような正確さを思わせる題名は、ホルジンガーが得意とする複雑なリズムともよく似合います。約11分の大作で、打楽器を含むバンド全体の高度な合奏力が求められる作品です。
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戦争三部作:1971
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約10分
《戦争三部作:1971》は、ホルジンガーの初期の創作活動を知るうえで重要な吹奏楽作品。1971年のケント州立大学の吹奏楽作曲コンクールで第1位を受賞しました。
原題は《The War Trilogy: 1971》。後年の《春になって、王たちが戦いに出るに及んで》などに見られるように、ホルジンガーは戦いや歴史的な出来事を題材にした作品を数多く残しています。その原点をたどるうえでも興味深い1曲です。
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イースター交響曲
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約52分
《イースター交響曲》は、イエス・キリストの受難と復活を題材とした、吹奏楽と合唱のための大規模な交響曲。公式作品目録では全曲約52分とされ、ホルジンガーの作品のなかでも特に壮大な1曲です。
「Kings」「The Deathtree」「Symphonia Resurrectus」の全3楽章で構成され、それぞれ異なる時期に作曲されました。第2楽章《The Deathtree》だけが独立して演奏されることもありますが、全曲を通すことで受難から復活までの大きな物語を味わえます。
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バトル・ミュージック
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約6分20秒
《バトル・ミュージック》は、1999年に作曲された吹奏楽作品。『ヨハネの黙示録』に描かれる天上の戦いから着想を得た、劇的な題材を持つ1曲です。
約6分という比較的短い作品ながら、ホルジンガーらしい激しいリズムと強い響きを楽しめます。聖書の物語を題材にした作品を聴き比べたいときには、《春になって、王たちが戦いに出るに及んで》と並べてみるのも面白いでしょう。
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バレエ・エグザルテア
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約15分
《バレエ・エグザルテア》は、1999年に作曲された吹奏楽のための大規模なバレエ作品。約15分の演奏時間を持ち、作曲者の公式録音集にも収録されています。
ホルジンガーは舞曲やバレエに関連する作品を数多く手がけています。この作品も、その創作活動を知るうえで注目したい1曲。リズムの面白さだけでなく、舞踊を思わせる音楽の構成に耳を傾けてみてください。
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プライズィズ!(Praises!)
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約24分
《プライズィズ!》は、2000年に作曲された全6楽章のバレエ組曲。原題は《Praises!》で、さまざまな賛美の表現を取り入れた大規模な作品です。
各楽章には「Zamar」「Halal」「Barak」「Towdah」「Shabach」「Tehillah」という名前がつけられています。それぞれの楽章の性格を聴き比べることで、約24分の作品全体が持つ豊かな表情を楽しめます。一部楽章の楽譜は個別にも出版されています。
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ローウェル・メイソンの賛美歌による
作曲・編曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約5分15秒
《ローウェル・メイソンの賛美歌による》は、1990年に作曲された吹奏楽作品。アメリカの賛美歌作曲家ローウェル・メイソンの旋律《My Faith Looks Up to Thee》をもとにしています。
《フィリップ・ブリスの賛美歌による》と同じく、ホルジンガーの叙情的な音楽に触れられる1曲。賛美歌の旋律を管楽器で豊かに響かせることで、吹奏楽ならではの美しいハーモニーが生まれます。
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ロバート・ローリーの賛美歌による
作曲・編曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約5分40秒
《ロバート・ローリーの賛美歌による》は、1992年に作曲された賛美歌による吹奏楽作品。原題は《On a Hymnsong of Robert Lowry》で、《Nothing but the Blood of Jesus》の旋律を素材にしています。
親しみやすい賛美歌の旋律を、吹奏楽の柔らかな音色で味わえる1曲。ホルジンガーはこうした作品を複数手がけており、激しい舞曲とは違う、歌うことを大切にした作風を感じられます。
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南部の賛美歌による
作曲・編曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約4分45秒
《南部の賛美歌による》は、1993年に作曲された吹奏楽作品。アメリカ南部の賛美歌をもとにした、比較的短いレパートリーです。
公式作品目録ではグレード3に分類されており、学校の吹奏楽団でも選曲候補にしやすい作品。大規模な難曲とは違い、旋律の歌い方やハーモニーの美しさを楽しめる1曲です。
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アメリカン・スピリチュアルによる
作曲・編曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約4分15秒
《アメリカン・スピリチュアルによる》は、1991年に作曲された吹奏楽作品。アメリカの霊歌《Were You There》を素材にしています。
霊歌は、アメリカの黒人音楽の歴史とも深く結びついた歌の文化。この作品では、その旋律を管楽器の響きで表現します。速さや技巧よりも、旋律に込められた感情を大切にして聴きたい1曲です。
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子どもの賛美歌
編曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約3分15秒
《子どもの賛美歌》は、1991年に出版された比較的やさしい吹奏楽作品。子どもたちにも親しまれている賛美歌《Jesus Loves Me》の旋律をもとにしています。
公式作品目録ではグレード2に分類されており、経験の浅いバンドでも検討しやすい1曲です。親しみのある旋律を丁寧に響かせることで、吹奏楽の基本となる美しいアンサンブルを楽しめます。
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ナイルズダンス
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約6分
《ナイルズダンス》は、1987年に作曲された吹奏楽作品。題名は作曲者の息子ナイルズの名前に由来し、家族にちなんだ舞曲シリーズの一つです。
約6分という長さの中に、ホルジンガーらしいエネルギッシュなリズムが盛り込まれています。《ヘヴンダンス》《グレイソンダンス》と合わせて聴けば、同じ家族を題材にした作品でも異なる表情を楽しめるでしょう。
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グレイソンダンス
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約7分40秒
《グレイソンダンス》は、1995年に作曲された舞曲。ホルジンガーの息子グレイソンにちなんだ作品で、ビッグバンド・ジャズを思わせるリズムが特徴です。
ジャズ風の音楽と吹奏楽の組み合わせを楽しめる点では、《スクーティン・オン・ハードロック》とも共通しています。家族への愛情を感じさせる題名と、勢いのある音楽との組み合わせが魅力的な1曲です。
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ヘルム・トッカータ
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約9分15秒
《ヘルム・トッカータ》は、1991年に作曲された吹奏楽作品。約9分の演奏時間を持ち、ホルジンガーの技巧的な作品群に含まれます。
トッカータとは、素早い音の動きや演奏技巧を特徴とする器楽曲のこと。ホルジンガーの音楽に多く見られる複雑なリズムとも相性がよく、バンド全体の精密なアンサンブルに注目したい1曲です。
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古い賛美歌と祝祭の舞曲による
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約8分15秒
《古い賛美歌と祝祭の舞曲による》は、1987年に作曲された吹奏楽作品。原題は《On Ancient Hymns and Festal Dances》で、古い賛美歌と祝祭的な舞曲を組み合わせています。
落ち着いた賛美歌の響きと、活気に満ちた舞曲という対照的な音楽を楽しめる1曲。ホルジンガーの静かな作品と激しい作品、その二つの魅力が一つの楽曲に結びついています。
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エイブラムズ・パーシュート(アブラムの追跡)
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約5分
《エイブラムズ・パーシュート》は、1998年に作曲された吹奏楽作品。旧約聖書『創世記』第14章に登場するアブラムの追跡と戦いを題材にしています。
原題は《Abram’s Pursuit》。約5分という比較的短い時間に、緊迫した物語の雰囲気が凝縮されています。聖書を題材にしたホルジンガーの作品のなかでも、コンサートに組み込みやすい長さが魅力です。
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コンシダー・ジ・アンコモン・マン
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約7分
《コンシダー・ジ・アンコモン・マン》は、1992年に作曲された追悼のための吹奏楽作品。原題は《Consider the Uncommon Man》で、人の生き方や記憶に思いを寄せる音楽です。
ホルジンガーには戦いを描いた劇的な作品がある一方、大切な人を偲ぶための音楽も少なくありません。この曲では、華やかさとは異なる深い感情を味わいたいところ。演奏会で静かな時間をつくる作品としても注目です。
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アダージョ
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約4分30秒
《アダージョ》は、1998年に作曲された吹奏楽作品。公式作品目録ではグレード3に分類されており、約4分半の短い緩徐楽曲です。
「アダージョ」は、ゆったりとした速さを示す音楽用語。速いパッセージや複雑なリズムではなく、管楽器の歌い方や響きの美しさに向き合いたい作品です。ホルジンガーの穏やかな音楽を探している人にもおすすめできます。
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オマージュ:3つのタペストリー
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約8分15秒
《オマージュ:3つのタペストリー》は、1997年に作曲された吹奏楽作品。原題は《Homage: Three Tapestries》で、三つの音楽的な場面によって構成されています。
「オマージュ」は敬意を表すこと、「タペストリー」は織物を意味します。異なる音楽の素材が組み合わさる様子を想像しながら聴くのも面白いでしょう。約8分という長さで、演奏会にも組み込みやすい作品です。
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アメリカン・フェイセス
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約6分
《アメリカン・フェイセス》は、1994年に作曲された吹奏楽作品。原題は《American Faces》で、約6分というまとまりのよい演奏時間を持ちます。
題名は「アメリカの人々の顔」を意味する言葉。歴史や物語を題材にする作品が多いホルジンガーですが、この曲はその創作の幅を知るうえでも紹介しておきたい1曲です。公式録音集にも収録されています。
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シンフォニア・ヴォーチ
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約6分20秒
《シンフォニア・ヴォーチ》は、1994年に作曲された吹奏楽作品。原題は《Sinfonia Voci》で、吹奏楽のみの版と、合唱を加える版の両方が存在します。
人の声と吹奏楽の響きを組み合わせられる点が特徴で、合唱団との合同演奏会などにも興味深い作品。なお、下の動画は合唱なしの吹奏楽版です。演奏を検討する際は、使用する版の編成を確認しましょう。
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モーセの歌
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約13分
《モーセの歌》は、1994年に作曲された吹奏楽と合唱のための大規模な作品。原題は《The Song of Moses》で、全4楽章によって構成されています。
聖書に登場するモーセを題材に、人の声と吹奏楽が一体となった音楽を楽しめます。アメリカ空軍軍楽隊と合唱団によって初演され、公式録音集にも収録。通常の吹奏楽とは異なる編成ですが、合唱との共演を考える際に知っておきたい作品です。
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カンザスシティ・ダンス
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約9分30秒
《カンザスシティ・ダンス》は、1989年に作曲されたテューバ独奏と吹奏楽のための協奏的な作品。通常は低音を支えるテューバを主役にした、珍しい編成が魅力です。
約9分半のなかで、テューバの多彩な表現とバンドとの掛け合いを楽しめます。なお、作曲者の公式目録では元の吹奏楽版は絶版とされ、テューバとピアノの版や吹奏楽用の縮約版も記載されています。演奏時には使用する版に注意しましょう。
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テキサスの大草原にて
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約11分
《テキサスの大草原にて》は、1989年に作曲された吹奏楽作品。原題は《On the Grand Prairie Texas》で、テキサスの広大な土地を思わせる題名がつけられています。
約11分の大作で、公式作品目録では難度の高いグレード5に分類されています。ホルジンガーがテキサスを拠点に活動した時期の作品としても興味深く、演奏会のメイン曲候補にもなる1曲です。
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シンフォニック・ムーヴメント
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約9分
《シンフォニック・ムーヴメント》は、2000年に作曲された約9分の吹奏楽作品。交響的な構成を持つ、ホルジンガーの本格的なコンサートレパートリーの一つです。
公式作品目録ではグレード5に分類されており、高度な技術を持つバンドに向けた作品として紹介されています。作曲者の録音集にも収録されているので、代表作から一歩踏み込んで聴いてみたい1曲です。
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メイルストロム
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約7分
《メイルストロム》は、2007年に作曲された吹奏楽作品。原題の《The Maelstrom》は「大渦」や「激しい渦巻き」を意味する言葉です。
公式作品目録ではグレード5に分類された、約7分の作品。題名のイメージと、ホルジンガーが得意とする激しいリズムとの組み合わせに注目したい1曲です。
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ディヴェルティメンテッド・ダンス
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約12分
《ディヴェルティメンテッド・ダンス》は、2006年に作曲された吹奏楽のための舞曲集。原題は《Divertimented Dances》で、複数の短い舞曲を組み合わせた作品です。
公式録音では「Promenade」に始まり、さまざまな性格の踊りが続きます。ジャズ風の踊りやユーモラスな楽章など、次々と変わる音楽が大きな魅力。ホルジンガーの舞曲への関心を存分に味わえる作品です。
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シティスケープ I・II・III(シティ・シンフォニー)
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー
《シティスケープ》は、ニューヨークの都市の風景を題材とする3つの吹奏楽作品。2001年、2004年、2008年にそれぞれ作曲され、作曲者は全体を《シティ・シンフォニー》として位置づけています。
第1作はネオンに彩られた夜、第2作は孤独や苦悩を感じる夜、そして第3作は希望の光が差す朝を描いています。別々に出版されている作品ですが、3作を通して聴くことで都市の表情の変化を楽しめます。
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夕べの歌によるエレジー
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約12分30秒
《夕べの歌によるエレジー》は、2013年に作曲された吹奏楽作品。原題は《Elegy on an Evening Hymn》で、夕べの賛美歌をもとにした哀歌です。
「エレジー」は悲しみや追悼の気持ちを表す音楽。静かな響きの中に深い感情を込める、ホルジンガーの叙情的な一面に触れられる作品です。約12分半という規模を持ち、演奏会でじっくり聴きたい1曲です。
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コノート・ラプソディ
作曲:デイヴィッド・R・ホルジンガー / 演奏時間:約8分
《コノート・ラプソディ》は、2017年に作曲された吹奏楽作品。原題は《Connacht Rhapsody》で、アイルランド西部の地方コノートに由来する題名です。
「ラプソディ」は狂詩曲を意味し、自由な発想による音楽を表す言葉。約8分というまとまりのよい長さで、ホルジンガーの比較的新しい作品にも触れてみたい人におすすめです。
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作曲家について
デイヴィッド・R・ホルジンガー(David R. Holsinger/1945年生まれ)は、アメリカ・ミズーリ州出身の作曲家、指揮者、音楽教育者。大学での指導や教会音楽の活動に携わりながら、数多くの吹奏楽作品を発表しました。《春になって、王たちが戦いに出るに及んで》《オムニプレゼント・オッターフの軍隊》でABAオストワルド賞を受賞。激しい変拍子やリズム、ドラマティックな構成、賛美歌を生かした美しい旋律が特徴です。
