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保科洋の代表曲39選|吹奏楽の名曲を演奏動画つきで紹介

美しく歌う旋律、色彩豊かな管楽器の響き、そして壮大な音楽の展開。日本の吹奏楽界で長年にわたり愛されてきた作曲家が、保科 洋(ほしな ひろし/Hiroshi Hoshina)です。

1987年度全日本吹奏楽コンクール課題曲《風紋》をはじめ、《復興》《古祀》《祝典舞曲》など、演奏会やコンクールで親しまれる名曲を数多く発表しています。交響曲や協奏曲、マーチも手がけ、吹奏楽の豊かな表現力を追求してきました。

この記事では、保科洋の代表的な吹奏楽曲39作品を、成立背景や聴きどころ、演奏動画とともにご紹介します。長年親しまれている名曲から、まだ知らない作品との出会いまで、コンクールや演奏会の選曲にぜひ役立ててください♪

目次

風紋(1987年度課題曲版)

作曲:保科 洋

日本の吹奏楽の名曲といえば、《風紋》を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。1987年度全日本吹奏楽コンクール課題曲Aとして発表され、その後も長く演奏されてきた保科洋の代表作です。

静かに広がる旋律と、少しずつ変化していく管楽器の響きが印象的。派手な技巧だけに頼らず、音の流れや和声の移り変わりによって音楽を形作っています。なお、後年には中間部を加えた《原典版》も生まれました。

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風紋(原典版)

作曲:保科 洋 / 演奏時間:約7分

《風紋(原典版)》は、1987年度の課題曲として知られる《風紋》を、作曲者自身が改訂した作品。1999年に発表され、2022年にはさらに改訂が行われました。

大きな違いは、Vivaceの主部に中間部が加えられていること。オーケストレーションにも変更があり、課題曲版とは異なる音楽の広がりを楽しめます。両方の版を聴き比べてみると、保科洋の作曲上の工夫をより深く感じられそうです。

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復興

作曲:保科 洋 / 演奏時間:約9分

《復興》は、保科洋の代表的なコンクール自由曲のひとつ。ヤマハ吹奏楽団の創立50周年を記念して2009年に作曲され、2010年1月31日に須川展也の指揮で初演されました。

題名から東日本大震災を連想する人もいるかもしれませんが、実際には震災以前に作曲された作品です。楽団が歩んできた50年の歴史と、未来へのさらなる飛躍を願って名付けられました。力強さと美しい旋律が共存する、聴きごたえのある名曲です。

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古祀

作曲・吹奏楽編曲:保科 洋

《古祀》は、古代の祭礼を題材とした保科洋の代表作。もともと管弦楽作品《祀》として作曲され、1980年にヤマハ吹奏楽団の委嘱によって吹奏楽版が生まれました。

音楽は「祈り」「民衆の踊り」「巫女の踊り」など、原始的な祭祀のさまざまな情景を描く5つの部分から構成されています。静かな祈りから熱狂的な踊りへと変化する音楽が魅力。1998年には改訂版も発表されています。

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吹奏楽のための愁映

作曲:保科 洋 / 演奏時間:約8分

《愁映》は、1984年に関西学院大学吹奏楽部の創部30周年を記念して委嘱された作品。1999年にオーケストレーションや終結部を見直した改訂版が発表されています。

重々しいリズムの上に、ミュートを付けたトランペットが憂いに満ちた旋律を奏でるのが特徴です。改訂版では、原曲のエンディングを選んで演奏することも可能。作品が持つ陰影の深い響きを楽しみたい1曲です。

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交響的断章

作曲:保科 洋 / 演奏時間:約8分

《交響的断章》は、1972年にヤマハ吹奏楽団の委嘱によって作曲された作品。保科洋自身の公式解説でも、本格的な吹奏楽作品として最初期の重要作に位置づけられています。

1999年には、演奏技術の進歩に合わせてオーケストレーションが改訂されました。初期作品ならではの力強い構成と、後年にもつながる保科洋の音楽表現を感じられる1曲です。

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吹奏楽のためのカタストロフィ

作曲:保科 洋

《吹奏楽のためのカタストロフィ》は、1973年に生まれた保科洋の初期作品。「カタストロフィ」という題名には、破局や大災害といった意味があります。

穏やかな曲とは対照的な、緊迫した世界を連想させる題名が印象的。1970年代の保科作品に触れたい人や、《交響的断章》《カプリス》などと初期の作風を比較したい人にも興味深い作品です。

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吹奏楽のためのカプリス

作曲:保科 洋

《吹奏楽のためのカプリス》は、1974年に作曲された保科洋の初期作品。後年には改訂も行われ、作曲者の公式作品目録に収められています。

「カプリス」は、気まぐれで自由な性格を持つ器楽曲を表す言葉。約束された形式だけにとらわれない音楽を楽しむための題名として、作品の聴き方を考える手がかりになります。

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祝典舞曲

作曲・吹奏楽編曲:保科 洋 / 演奏時間:約10分

《祝典舞曲》は、壮麗なファンファーレと舞曲の音楽が魅力の作品。もともとは管弦楽作品として作曲され、関西学院大学吹奏楽部の委嘱によって吹奏楽版が生まれました。

1985年に吹奏楽版が初演され、2014年には改訂版が発表されています。5つの部分と華やかなファンファーレから構成され、祝賀的な音楽をたっぷり楽しめる1曲です。演奏会のメインプログラムにも検討したい作品ですね!

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※掲載動画は一部編集された演奏です。

シンフォニック・オード

作曲:保科 洋 / 演奏時間:約9分

《シンフォニック・オード》は、福井ブラスアカデミーの第10回定期演奏会を記念して委嘱された作品。1986年に初演された祝典的な吹奏楽曲です。

特徴的なのは、金管楽器が二手に分かれて演奏するスタンドプレイ。音楽の迫力だけでなく、ステージ上の動きも印象に残る作品です。2019年には改訂版が発表されています。

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カンティレーナ

作曲:保科 洋 / 演奏時間:約7分(改訂版)

《カンティレーナ》は、1976年度全日本吹奏楽コンクール課題曲Cとして作曲された作品。日本国民音楽振興財団の第1回笹川賞を受賞した、保科洋の初期の重要作です。

リズミカルな主部と幻想的な中間部による三部形式が特徴。作曲者は当時、中学生向けの作品として構想したものの、思いのほか難しい曲になったと振り返っています。現在は改訂版もあり、初演当時との違いにも注目したい1曲です。

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アルビレオ

作曲:保科 洋

《アルビレオ》は、1998年度全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅲとして発表された作品。《風紋》《カンティレーナ》に続き、課題曲を通じて保科洋の音楽に触れた人も多いのではないでしょうか。

題名のアルビレオは、はくちょう座にある星として知られています。現在は改訂版も存在するため、昔の課題曲音源と新しい楽譜では版の違いを確認するとよいでしょう。

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インテルメッツォ

作曲:保科 洋 / 演奏時間:約4分15秒

《インテルメッツォ》は、2017年度全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅲ。保科洋が「歌心」を大切にして作曲した、叙情的な吹奏楽作品です。

美しい旋律だけでなく、複数の声部がそれぞれの動きを持ちながら調和するポリフォニックな書法にも注目。音の強さで圧倒する曲とは異なり、丁寧なフレージングや音楽の流れを味わいたい1曲です。

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パストラーレ(牧歌)

作曲:保科 洋 / 演奏時間:約7分

《パストラーレ》は、1985年に日本バンドクリニック委員会の委嘱で作曲された作品。中級程度の吹奏楽オリジナル作品を開発する企画から生まれ、後に改訂版も出版されています。

明るく親しみやすい曲想の中で、軽やかなリズムとのどかな旋律が重なり合います。大規模で劇的な作品とはひと味違う、保科洋の穏やかな音楽表現を楽しめる1曲です。

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交響曲第1番

作曲:保科 洋

《交響曲第1番》は、1996年に作曲された吹奏楽のための本格的な交響曲。保科洋が管楽器の編成で大きな交響的構造に挑んだ重要な作品です。

全3楽章で構成され、2022年には改訂版が発表されています。交響曲ならではの長い時間の中で、主題や響きがどのように展開していくのかを楽しみたい作品です。

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交響曲第2番

作曲:保科 洋

《交響曲第2番》は、保科洋の80歳を記念する時期に作曲された、全3楽章の吹奏楽のための交響曲。2016年に発表された本格的な大作です。

吹奏楽のための交響曲第1番から約20年を経て生まれた作品で、その長い創作経験が反映された音楽を楽しめます。1曲の中で音楽がどのように発展し、楽章ごとにどのような対比を生み出すのかを味わいたい作品です。

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イルミナッシオン(若き日への蜃気楼)

作曲:保科 洋

《イルミナッシオン》は、2000年に発表された吹奏楽作品。「若き日への蜃気楼」という副題が付けられ、保科洋の作品一覧でも独特の存在感を持っています。

「イルミナッシオン」は光や輝きを連想させる言葉。副題と合わせると、過ぎ去った青春や記憶を想起させるような題名です。作品が持つ世界を、音楽そのものから確かめてみたい1曲です。

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リフレクション-映像-

作曲:保科 洋

《リフレクション-映像-》は、1992年に作曲された保科洋の吹奏楽作品。英語の「Reflection」には、反射や映り込み、熟考といった意味があります。

題名に添えられた「映像」という言葉も印象的です。具体的な物語の説明だけにとらわれず、響きの重なり方や音楽の移り変わりから、自分なりのイメージを広げてみるのもよさそうです。

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「澪明」吹奏楽のための交響的変容

作曲:保科 洋

《澪明》は、1989年に作曲された「吹奏楽のための交響的変容」という副題を持つ作品。保科洋の交響的な吹奏楽作品をたどるうえで紹介したい1曲です。

「交響的変容」という言葉からは、音楽的な素材が姿を変えながら発展する構成が連想されます。タイトルの意味だけで音楽を決めつけず、その響きや展開を実際に聴いて確かめたい作品です。

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響宴 I

作曲:保科 洋 / 演奏時間:約11分

《響宴 I》は、ナゴヤディレクターズバンドの創立20周年を記念して作曲された作品。1988年に初演され、2017年には改訂版が発表されました。

色彩豊かなオーケストレーションによる幻想的な音楽が特徴。《響宴 II》と対になる作品なので、続けて聴くことで二つの作品の違いがより鮮明になります。資料によっては《饗宴》と表記される場合もあります。

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響宴 II

作曲・吹奏楽編曲:保科 洋

《響宴 II》は、管弦楽作品を兵庫教育大学吹奏楽部の委嘱によって吹奏楽用に編曲した作品。1990年に吹奏楽版が初演され、《響宴 I》と対になるレパートリーとして知られています。

幻想的な響きに加えて、打楽器が活躍するリズミカルな音楽が特徴。吹奏楽ならではの色彩や音の動きを楽しめます。こちらも2017年に改訂されているので、使用する楽譜の版を確認しておきたい作品です。

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Lamentation To ──(Theme and Variations)

作曲:保科 洋

《Lamentation To》は、1999年に発表された主題と変奏による吹奏楽作品。作品名にある「Lamentation」は、嘆きや悲しみを意味する言葉です。

一定の主題をもとに音楽が変化していく変奏曲の構造を持ち、全曲版と別の収録形態が存在します。演奏会の選曲や音源探しでは、どの版を扱っているのか確認しておくとよいでしょう。

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懐想譜

作曲:保科 洋

《懐想譜》は、2001年に作曲された作品。吹奏楽版のほかに管弦楽版もあり、保科洋の叙情的な音楽表現を楽しめるレパートリーのひとつです。

「懐想」という言葉には、過去を思い起こすような響きがあります。《愁映》《遙かなる歌》などとあわせて、保科洋の歌心を感じられる作品を探している人にも注目してほしい1曲です。

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Requiem 1995 for Wind Orchestra

作曲:保科 洋

《Requiem 1995 for Wind Orchestra》は、保科洋による吹奏楽のためのレクイエム。作品名に「1995」という年号を持ち、作曲者の公式作品目録では2005年の作品として掲載されています。

レクイエムは、亡くなった人を悼むための音楽を意味する言葉。華やかなコンサート曲とは異なる、静かに思いを寄せる音楽を探している人にも興味深い作品です。

※掲載動画はクラリネット合奏による演奏です。吹奏楽版とは編成が異なります。

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コンサートマーチ「風薫る五月に」

作曲:保科 洋

《風薫る五月に》は、2001年に作曲されたコンサートマーチ。爽やかな初夏の風を思わせる、親しみやすい題名が印象的な作品です。

保科洋は壮大な交響曲やコンクール作品だけでなく、こうした演奏会用マーチも手がけています。プログラムに軽快な音楽を取り入れたいときに、候補に加えてみたい1曲です。

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秋空への賛歌

作曲:保科 洋

《秋空への賛歌》は、2004年に作曲された吹奏楽作品。季節を題材とした詩的な題名が印象的で、保科洋の幅広い創作活動を知るうえで取り上げたい1曲です。

秋の澄みきった空を思わせる題名と、音楽の響きがどのように結びついているのでしょうか。コンクール曲の定番だけでなく、演奏会向けのレパートリーを掘り下げたい人にも注目してほしい作品です。

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メモワール

作曲:保科 洋

《メモワール》は、1996年に作曲された吹奏楽作品。「メモワール」はフランス語で記憶や回想を意味する言葉です。

同じ年には《交響曲第1番》も生まれています。大規模な交響曲とあわせて聴くことで、当時の保科洋がどのような音楽表現を追求していたのかを知る手がかりになります。

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オネイロス

作曲:保科 洋

《オネイロス》は、ギリシャ語の「夢」に由来する題名を持つ作品。保科洋の作品目録にも収められている吹奏楽曲です。

幻想的な世界を連想させる題名ですが、どのような音楽が展開するのかは実際に聴いて確かめたいところ。保科洋のあまり知られていない作品にも触れてみたい人におすすめです。

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オルランド・ディ・ラッソの主題による変奏曲

作曲:保科 洋 / 演奏時間:約8分30秒

《オルランド・ディ・ラッソの主題による変奏曲》は、2012年の「バンド維新」の委嘱によって生まれた作品。ルネサンス時代の作曲家、オルランド・ディ・ラッソのマドリガルを主題にしています。

中学生でも演奏可能な小編成作品を目指して書かれ、柔軟なフレーズ表現を学べる構成になっています。フィナーレでは原曲の旋律を合唱が歌いますが、合唱なしでも演奏可能。古い音楽と現代の吹奏楽が出会う、興味深い1曲です。

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翔陽

作曲:保科 洋

《翔陽》は、2012年に作曲された吹奏楽作品。保科洋の作品を幅広く知るうえで、紹介したいレパートリーのひとつです。

太陽へ向かって飛翔するようなイメージを連想させる題名が魅力的。作品の成立した2010年代には《復興》《交響曲第2番》などもあり、さまざまな性格の作品を聴き比べられます。

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巫女の舞

作曲・編曲:保科 洋

《巫女の舞》は、もともと独奏ホルンと管弦楽のための協奏的作品として生まれました。その後、ユーフォニアム奏者・小久保まいの委嘱で独奏ユーフォニアム版が制作され、吹奏楽伴奏版も用意されています。

勇壮な独奏から始まり、叙情的な序奏を経て、独特のリズムを持つ舞曲へと進みます。3拍子と7/8拍子が交互に現れる主部は、演奏者の高度な技術とアンサンブルを要求する聴きどころ。ホルン原曲とユーフォニアム版を聴き比べるのも面白そうです。

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独奏テューバと管楽合奏のためのコンチェルティーノ

作曲:保科 洋

《独奏テューバと管楽合奏のためのコンチェルティーノ》は、低音金管楽器であるテューバを主役にした協奏的小品。保科洋の独奏楽器を伴う作品のひとつです。

普段は吹奏楽の低音を支える役割が多いテューバですが、独奏楽器としては旋律や技巧的な音楽まで幅広く表現できます。テューバ奏者が主役になる演奏会のプログラムを考える際にも注目したい作品です。

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祈り そして 戯れ ~光のもとの~

作曲・吹奏楽編曲:保科 洋 / 演奏時間:約10分

《祈り そして 戯れ ~光のもとの~》は、オーボエ奏者・広田智之の委嘱によって2003年に生まれた作品。原曲はオーボエとピアノのために作曲され、2006年にはオーボエ独奏と吹奏楽のための編曲版が初演されました。

静かな祈りを思わせる即興的な部分と、リズミカルで技巧的な部分が対照をなします。オーボエの音色が持つ繊細さと自由な表現力を味わえる作品です。後年にはフルート独奏と吹奏楽のための版も制作されています。

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古風な小組曲

作曲:保科 洋

《古風な小組曲》は、2022年に作曲された吹奏楽のための組曲。保科洋の長い創作活動の中でも、比較的新しい作品です。

題名にある「古風」という言葉からは、昔の舞曲や組曲を連想できます。大規模な交響曲とは違う形で、保科洋の音楽の魅力に触れられる作品です。2024年には改訂版も発表されています。

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五月によせて

作曲:保科 洋

《五月によせて》は、1999年に作曲された吹奏楽作品。新緑の季節を思わせる題名が魅力的な1曲です。

《風紋(原典版)》や《愁映》の改訂が行われた時期と重なる作品でもあります。大規模作品だけではない保科洋の多彩なレパートリーを探している人に紹介したい作品です。

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栄光を超えて

作曲:保科 洋

《栄光を超えて》は、2004年に作曲された吹奏楽作品。未来への新たな挑戦を連想させる、力強い題名が印象的です。

コンクールや記念演奏会の選曲候補を探すときにも、作品名が目に留まりそうですね。同じ時期に書かれた《秋空への賛歌》などと聴き比べながら、保科洋の作品の幅を楽しみたい1曲です。

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コンサートマーチ「きらめきのとき」

作曲:保科 洋

《きらめきのとき》は、2004年に作曲されたコンサートマーチ。保科洋が手がけた演奏会用マーチのひとつです。

《クリスタル・ロード》《風薫る五月に》などと並べて聴けば、同じ作曲家のマーチにもそれぞれ違った魅力があることを楽しめそうです。演奏会の前半や軽快なプログラムを考える際にも注目したい作品です。

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アンタルスの王子

作曲:保科 洋

《アンタルスの王子》は、1966年に作曲されたマーチ。保科洋の初期の作品を知るうえで、興味深いレパートリーのひとつです。

どこか物語の世界を思わせる題名を持つ作品で、のちの交響的な大作とはまた違う一面に触れられます。保科洋の創作活動の出発点をたどるような気持ちで聴いてみたい1曲です。

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椛《はなのき》

作曲:保科 洋

《椛》は、1981年に作曲されたマーチ。曲名は「はなのき」と読み、日本語の美しい響きが印象に残る作品です。

マーチという親しみやすい形式の中で、保科洋の音楽に触れられる点が魅力。《風紋》よりも前に書かれた作品なので、創作活動の歩みを知るうえでも興味深い1曲です。

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作曲家について

保科 洋(ほしな ひろし/1936年生まれ)は、日本の作曲家・編曲家・指揮者。東京藝術大学作曲科を卒業後、管弦楽、吹奏楽、オペラ、室内楽など幅広い分野で活動してきました。《風紋》《復興》《古祀》をはじめとする数多くの吹奏楽作品を発表し、教育者や指揮者としても日本の吹奏楽界に大きく貢献。長年の功績により、2015年には瑞宝中綬章を受章しています。

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