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清水大輔の代表曲28選|吹奏楽の名曲を演奏動画つきで紹介

海の美しさを描いた《シー・オブ・ウィズダム》、武田信玄の生涯をたどる《甲斐の虎》、ポップアートから着想を得た《15分の名声》。作曲家・清水大輔の吹奏楽作品には、思わず物語の世界へ引き込まれるような魅力があります。

映画音楽のような壮大な響き、美しく歌い上げる旋律、そしてロックやジャズを取り入れたエネルギッシュな音楽まで、その作風は実に多彩。コンクール自由曲はもちろん、演奏会にぴったりの作品も数多く手がけています。

この記事では、そんな清水大輔の代表的な吹奏楽曲28作品を、曲の背景や聴きどころ、演奏動画とともにご紹介します。コンクールや演奏会の選曲、新しいお気に入りの曲探しにぜひご覧ください♪

目次

シー・オブ・ウィズダム~知恵を持つ海

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約7分49秒(原典版)

清水大輔の代表作として、まず紹介したいのが《シー・オブ・ウィズダム~知恵を持つ海》。コンクール自由曲や演奏会で親しまれている、海の美しさと力強さを描いた作品です。

和歌山県の白浜海岸や三段壁から着想を得て、穏やかな海から荒々しい波まで、さまざまな情景が広がります。クラリネットのマウスピースによるカモメの鳴き声や、アルトサクソフォーンの美しいソロも聴きどころ。約6分45秒の小編成版も用意されています。

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甲斐の虎~武田信玄、天下取りへの道~

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約17分(全曲版)

戦国武将・武田信玄の52年の生涯を描く、壮大な吹奏楽作品。歴史を題材にした自由曲を探している人には、ぜひ知ってほしい1曲です。

全3楽章で構成され、信玄の人物像、上杉謙信との川中島の戦い、そして人生の終幕を音楽で表現します。戦いの迫力だけでなく、武将の人間的な姿にも目を向けた作品。コンクールなどで取り上げやすい、約9分のコンポーザーズ・カット・エディションもあります。

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15分の名声~アンディ・ウォーホルのための音楽

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約7分34秒

ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルを題材にした、個性的な吹奏楽作品。ロックやジャズなどの要素が盛り込まれ、清水大輔の幅広い音楽性を楽しめます。

題名は、ウォーホルの「未来には誰もが15分間有名になれる」という趣旨の言葉から着想を得たもの。2012年に松戸市立松戸第四中学校の委嘱で作曲されました。現代的なリズムと吹奏楽ならではの多彩な響きに注目してみてください!

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原石の未来

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約8分

清水大輔の初期作品を知るうえで紹介したい《原石の未来》。若い演奏者たちの可能性や、未来へ向かう希望を感じさせる吹奏楽曲です。

大きく広がる旋律と、重厚な合奏の響きが魅力。曲のなかで歌われる音楽は、後の《交響曲第1番「生命の表記」》にもつながっています。清水大輔の作品を年代ごとに聴き比べるときにも、外せない存在です。

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夢のような庭

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約8分

演奏会のオープニングに、ちょっと意外な演出を取り入れたいなら《夢のような庭》はいかがでしょうか。2008年、なにわ《オーケストラル》ウィンズの委嘱で生まれたユニークな作品です。

冒頭はまるで演奏前のチューニングや音出しのよう。奏者が自由に音を重ねるところから音楽が始まり、次第にひとつの世界が広がっていきます。聴衆の予想を裏切る仕掛けが楽しい1曲です!

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交響曲第1番「生命の表記」

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約44分

清水大輔が吹奏楽のために書いた、本格的な4楽章の交響曲。短いコンクール自由曲とはひと味違う、作曲家の音楽世界をじっくり味わえる大作です。

「イントロダクションとテーマ」「スケルツォ」「アダージョ」「フィナーレ」の4楽章で構成。ジャズやロックの要素を取り入れた音楽から、静かな祈りを感じさせる場面まで、多彩な表情が広がります。第3楽章には《原石の未来》のコラールも登場します。

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リグ・ヴェーダ 天地創造への賛歌

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約11分30秒

古代インドの聖典『リグ・ヴェーダ』から着想を得た、神秘的な吹奏楽作品。2018年に浜松交響吹奏楽団の委嘱を受け、翌年完成しました。

題材は、宇宙や世界がどのように生まれたのかを問いかける「創造の賛歌」。壮大な音楽のなかに、人間の想像を超える世界への畏敬が感じられます。歴史や神話だけでなく、哲学的な題材にも関心のある人におすすめしたい作品です。

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きっと答えは見つかる

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約8分30秒

《きっと答えは見つかる》は、2008年に明治大学応援団吹奏楽部の委嘱で書かれた作品。同じ年に亡くなった恩人への思いが、作曲の背景にあります。

温かな旋律と大きく広がる響きが印象的で、静かな音楽にも豊かな感情が込められています。題名にも感じられる希望のメッセージとともに、じっくり耳を傾けたい1曲です。

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この優しく、暖かい世界~アンディ・カウフマンのための音楽~

作曲:清水大輔

アメリカのエンターテイナー、アンディ・カウフマンを題材にした作品。2016年度の第49回JBA下谷賞を受賞した、清水大輔の重要なレパートリーのひとつです。

ユーモアと意外性に満ちた活動で知られるカウフマン。その人物像から着想を得た音楽には、温かさだけではない、さまざまな表情が感じられます。《15分の名声》と聴き比べると、アメリカの個性的な人物を題材にする清水大輔の発想の豊かさが見えてきます。

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ジャスパー 夢へのナビゲーター!

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約7分54秒

映画音楽のような華やかな吹奏楽曲を探しているなら《ジャスパー 夢へのナビゲーター!》。2010年の「ニュー・ウィンド・レパートリー」のために書き下ろされた作品です。

題名のジャスパーは、勇気や希望を与えるとされる天然石の名前。作品はシンプルな3部形式で構成され、1970年代後半から80年代の映画音楽をイメージした旋律が広がります。前向きなエネルギーが魅力の1曲です!

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笑顔は、、、音楽を奏でる

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約7分30秒

アルトサクソフォーン独奏と吹奏楽のために書かれた、美しい作品。2020年に海上自衛隊呉音楽隊の委嘱で作曲され、定年を迎えるコンサートマスターへの思いが込められています。

題名には「笑顔は音楽をつくる」という言葉への共感が込められました。独奏サクソフォーンが歌う旋律と、それを温かく包み込む吹奏楽の響きが魅力。華やかな協奏曲とは違う、穏やかで親しみやすい音楽を楽しめます。

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空を削るもの

作曲:清水大輔

高層ビルを題材にした《空を削るもの》。2023年のWASBE国際作曲コンテストでファイナリストに選ばれた、清水大輔の国際的な活動を知るうえでも注目したい作品です。

空へ向かって伸びる巨大な建築物から、どのような音楽が生まれるのでしょうか。都会的なイメージと、管楽器の大きな響きが結びついた作品。自然や歴史を題材とした曲とは違う魅力に触れられます。

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Immortal Anthem

作曲:清水大輔

《Immortal Anthem》は、2021年のスーザ/ABAオストウォルド作曲賞でファイナリストに選ばれた作品。清水大輔の国際的な評価を示すレパートリーのひとつです。

題名は「不滅の賛歌」といった意味を持ちます。吹奏楽のための本格的な作品として、作曲家がどのような音楽を生み出しているのかを知るきっかけにもなりそうです。国内作品だけでなく、海外でも評価される清水大輔の創作に注目してみてください。

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ネクスト・エンジェルス

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約6分(独奏版)

《ネクスト・エンジェルス》は、柔らかなメロディーと豊かな響きを楽しめる作品。アルトサクソフォーン独奏を伴う版のほか、吹奏楽のみで演奏できる版も出版されています。

独奏者が歌い上げる音楽と、吹奏楽全体のハーモニーを聴き比べたいところ。ソロを伴う版と吹奏楽のみで演奏できる版があり、編成に応じて選べるのも魅力です。

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アストロラーベ

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約11分

古代の天体観測器を題材にした《アストロラーベ》。2010年にアンサンブルリベルテ吹奏楽団の委嘱で作曲され、2012年の「響宴」でも取り上げられた作品です。

アストロラーベは、太陽や星の位置を調べるために使われた道具。多くの木管楽器のソロも用意された大編成の作品で、さまざまな楽器の音色が楽しめます。宇宙や天体に興味のある人にも紹介したい1曲です。

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All Things Must Pass~すべてが移り変わっていく~

作曲:清水大輔

北海道の風景や、若い演奏者たちの姿から着想を得た《All Things Must Pass》。題名には「すべてのものは移り変わっていく」という意味があります。

時間が過ぎていくことや、成長することの意味を感じさせる作品。大きく広がる合奏の響きだけでなく、音楽に込められた思いや背景を知って聴くと、違った表情が見えてきそうです。

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All Wishes~すべての願いを込めて~

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約5分30秒

東日本大震災の後、被災地への思いを込めて書かれた《All Wishes》。大きな悲しみのなかでも、未来への希望を失わないという願いが感じられる作品です。

約5分半という比較的短い時間で、管楽器の温かい響きを味わえます。演奏会のなかで静かに心を寄せる時間をつくりたいときにも、候補にしたい1曲です。

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夢の生まれる場所

作曲:清水大輔

吹奏楽部で過ごす日々や、若い演奏者たちの夢をテーマにした《夢の生まれる場所》。音楽を通して生まれる出会いや、未来への希望を感じさせる作品です。

清水大輔らしい豊かなメロディーと、映画音楽のような華やかな響きが魅力。吹奏楽を続けてきた仲間たちと演奏するプログラムにも、似合いそうな1曲です。

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ニューヨークのロマンス

作曲:清水大輔

都会の華やかさと、どこか懐かしいロマンチックな雰囲気を楽しめる《ニューヨークのロマンス》。清水大輔の作品のなかでも、洒落た響きが魅力の1曲です。

活気ある大都市のイメージと、優雅に流れる音楽が重なります。壮大な自然や歴史を題材にした曲とは違う、都会的な雰囲気を楽しみたいときにもおすすめです。

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セレブレイト

作曲:清水大輔

華やかなコンサートの幕開けにぴったりの《セレブレイト》。題名のとおり、お祝いや喜びの気持ちが感じられる吹奏楽曲です。

輝かしいファンファーレと、ゆったり歌い上げる旋律との対比が魅力。力強い音楽と温かな音楽の両方を楽しめるので、演奏会を華やかに彩りたいときにも候補にしたい作品です。

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ネバーランドの冒険物語

作曲:清水大輔

夢と冒険の世界を思わせる《ネバーランドの冒険物語》。親しみやすい題材を持つ、清水大輔の演奏会向け作品です。

ファンタジーの世界に迷い込んだような気分で、音楽を楽しみたい1曲。小編成で取り組める作品を探しているバンドにも、候補として紹介したいところです。

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はじまりの場所

作曲:清水大輔

新しいスタートを思わせる題名が印象的な《はじまりの場所》。明るく前向きな音楽を演奏会に取り入れたいときに、候補となる作品です。

入学や卒業、記念行事など、節目の舞台にもよく似合いそうです。音楽で新たな一歩を踏み出すような、希望のある雰囲気を楽しみたい1曲です。

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すべての答え

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約8分

《すべての答え》は、2005年にヤマハ吹奏楽団浜松の委嘱で生まれた作品。人類や宇宙の起源という、いまだ完全な答えの出ていない「究極の疑問」を題材にしています。

豊かな管楽器の響きのなかで、音楽がどのように展開していくのか、じっくり聴いてみたい作品。《きっと答えは見つかる》とは別の曲なので、2作品を聴き比べるのも面白そうです。

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Red Agate

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約6分30秒

赤い瑪瑙(めのう)を意味する《レッド・アゲート》。華やかな響きと力強い音楽を楽しめる、清水大輔の吹奏楽作品です。

エネルギッシュなリズムと、明快な音楽の流れが魅力。約6分半という演奏時間なので、コンサートのプログラムに変化をつけたいときにも取り上げやすい1曲です。

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スピリット・オブ・セントルイス

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約7分49秒(原典版)

《スピリット・オブ・セントルイス》は、航空機の名前を題名にした吹奏楽作品。空への憧れや冒険心を感じさせる、華やかな音楽です。

スピリット・オブ・セントルイス号は、飛行家チャールズ・リンドバーグが大西洋単独無着陸飛行に成功したことで知られる飛行機。壮大な響きを楽しめる原典版に加え、別の編曲者による小編成版も出版されています。

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タングルウッド・オーヴァーチュア

作曲:清水大輔

《タングルウッド・オーヴァーチュア》は、清水大輔の初期の吹奏楽作品として知られる序曲。作曲家の若い頃の音楽に触れてみたい人にも紹介したい1曲です。

歌うような旋律と勢いのある展開が楽しめる作品で、短縮版の楽譜も出版されています。さまざまな作品のなかに受け継がれている、清水大輔らしい旋律の魅力を感じてみてください。

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Copy of Soul

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約3分30秒

清水大輔のポップス風の作品を楽しみたいなら《Copy of Soul》!2005年に神奈川県立綾瀬高校吹奏楽部の依頼で書かれた、リズムが楽しい1曲です。

もとになったのは、2001年に作曲したサクソフォーン四重奏曲《SOON》。これを吹奏楽用に拡大改訂し、新たな前奏も加えました。16ビートを中心とした軽快な音楽で、ロックやポップスのような楽しさを味わえます!

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Fanfare “Music of Winds”

作曲:清水大輔 / 演奏時間:約2分30秒

演奏会の幕開けに似合う、華やかなファンファーレ。《Fanfare “Music of Winds”》は、短い時間で吹奏楽らしい輝かしい響きを楽しめる作品です。

金管楽器の堂々とした響きと、バンド全体が生み出すエネルギーが魅力。約2分半の作品なので、コンサートの冒頭や祝典の演奏にも取り入れやすい1曲です。

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作曲家について

清水大輔(1980年生まれ)は、神奈川県出身の作曲家。昭和音楽大学短期大学部を卒業し、吹奏楽を中心に幅広く活動しています。《シー・オブ・ウィズダム》《甲斐の虎》《15分の名声》などの作品で知られ、国内外の吹奏楽団体から数多くの委嘱を受けています。歴史や自然、人物など多彩な題材を取り入れ、壮大な響きから親しみやすい演奏会用作品まで手がけています。

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