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ジェイムズ・バーンズの代表曲28選|吹奏楽の名曲を演奏動画つきで紹介

《アルヴァマー序曲》《ヨークシャー・バラード》《交響曲第3番「悲劇的」》など、数々の名曲を生み出してきたアメリカの作曲家、ジェイムズ・バーンズ。

華やかなコンサート序曲から、胸に響く美しい小品、そして全9作に及ぶ吹奏楽の交響曲まで、その作品は実に多彩です。日本の吹奏楽界とも深いつながりがあり、《日本の印象》のように日本を題材とした作品も残しています。

この記事では、そんなバーンズの代表的な吹奏楽曲28作品を、曲の背景や聴きどころ、確認できた演奏動画とともにご紹介します。コンクールや演奏会の選曲はもちろん、新しいお気に入り探しにもぜひご覧ください♪

目次

アルヴァマー序曲

作曲:ジェイムズ・バーンズ / 演奏時間:約8分

ジェイムズ・バーンズの代表作といえば、まず《アルヴァマー序曲》!華やかな響きと勢いのある展開で、吹奏楽の演奏会でも長く親しまれてきた作品です。

輝かしい金管のファンファーレに始まり、流れるような木管の動きや、のびやかな中間部の旋律が登場します。力強さと歌心の両方が楽しめる、コンサートのオープニングにもぴったりの1曲です。

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交響曲第3番「悲劇的」

作曲:ジェイムズ・バーンズ / 演奏時間:約38分

バーンズの交響曲のなかでも、とりわけ重要な作品が《交響曲第3番》。幼い娘ナタリーを亡くした深い悲しみを背景に生まれた、全4楽章の大作です。

第3楽章「ナタリーのために」では、静かで切実な音楽が胸に迫ります。一方、最終楽章は喜びと希望を感じさせる結末。悲しみから再び前へ進んでいくような全曲の流れに、ぜひ注目してみてください。

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ヨークシャー・バラード

作曲:ジェイムズ・バーンズ

バーンズの美しい旋律を知りたいなら《ヨークシャー・バラード》。華やかな序曲や交響曲とは対照的な、穏やかで温かみのある作品です。

イギリスの民謡を思わせる素朴なメロディーは、実際にはバーンズ自身が作曲したもの。ゆったりとした音楽のなかで、管楽器が歌を受け渡していきます。派手さに頼らず、合奏の響きをじっくり聴かせたいときにもおすすめです。

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交響的序曲

作曲:ジェイムズ・バーンズ / 演奏時間:約10分

金管楽器の堂々としたファンファーレが印象的な《交響的序曲》。アメリカ空軍軍楽隊の創立50周年を記念して委嘱された、バーンズらしい華やかな吹奏楽作品です。

勢いよく駆け抜ける場面と、ゆったり歌い上げる中間部との対比が魅力。冒頭のファンファーレが再び登場する構成にも注目すると、音楽全体のまとまりが見えてきます。

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パガニーニの主題による幻想変奏曲

作曲:ジェイムズ・バーンズ

有名なヴァイオリン曲の旋律が、吹奏楽のさまざまな表情に変身!《パガニーニの主題による幻想変奏曲》は、バーンズの巧みな楽器の使い方を楽しめる代表作です。

パガニーニの《24のカプリース》第24番の主題をもとに、20の変奏が繰り広げられます。各楽器のソロやセクションが次々と主役になるので、楽器紹介のように聴き比べるのも楽しい作品です。

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祈りとトッカータ

作曲:ジェイムズ・バーンズ

《祈りとトッカータ》は、バーンズ初期の力強い作風がよく表れた作品。ニューメキシコ州立大学ウインド・アンサンブルの委嘱によって書かれました。

厳かな「祈り」を思わせる音楽と、リズムが激しく動く「トッカータ」の対比が特徴。美しい旋律だけではない、鋭く緊迫したバーンズの音楽に触れられる1曲です。

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アパラチアン序曲

作曲:ジェイムズ・バーンズ

アメリカのアパラチア地方を思わせる、爽やかで親しみやすいコンサート序曲。1982年に作曲された、バーンズの初期作品のひとつです。

明るく伸びやかな響きのなかに、穏やかな旋律も登場します。重厚な交響曲とはひと味違う、すっきりとした音楽を聴きたいときに取り上げたい作品です。

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詩的間奏曲

作曲:ジェイムズ・バーンズ / 演奏時間:約6分30秒

静かに歌う吹奏楽曲を探しているなら《詩的間奏曲》。アメリカのノース・ヒルズ高校バンドの委嘱で書かれた、叙情的な作品です。

冒頭のホルンの旋律と、中間部で歌うオーボエの美しいフレーズが聴きどころ。ロマンチックなハーモニーがゆっくり広がり、管楽器の息の長い歌い方を楽しめます。

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ペーガン・ダンス

作曲:ジェイムズ・バーンズ / 演奏時間:約14分

バーンズの激しく原始的な音楽を味わいたい人には《ペーガン・ダンス》!強烈なリズムと不協和音を使い、架空の古代儀式を描く全3楽章の組曲です。

「儀式」「神秘」「剣の達人」という3つの場面が続き、打楽器と管楽器が緊迫した世界を生み出します。ダンスという題名から想像する以上に、荒々しくドラマチックな作品です。

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交響曲第2番

作曲:ジェイムズ・バーンズ

バーンズが吹奏楽のために書いた《交響曲第2番》は、アメリカの吹奏楽作品を語るうえでも重要な1曲。1982年には吹奏楽作品を対象とする作曲賞を受賞しています。

「エレジー」「中断された変奏曲」「フィナーレ」の3楽章からなり、静かな悲しみや音楽的な仕掛け、力強い結末を楽しめます。全曲を通して、交響曲ならではの構成の面白さを感じてみてください。

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日本の印象

作曲:ジェイムズ・バーンズ / 演奏時間:約12分

日本の吹奏楽ファンにぜひ知ってほしいのが《日本の印象》。埼玉栄高校吹奏楽部の委嘱によって書かれ、バーンズが日本で見聞きした風景を3つの場面で描いた作品です。

「上越の朝日」「東大寺」「浅草の祭り」という構成で、澄んだ朝の光から奈良の荘厳な風景、にぎやかな祭礼へと移り変わります。とくに終曲では、日本の太鼓を思わせる打楽器の迫力が魅力です!

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秋の独り言(オータム・ソリロキー)

作曲:ジェイムズ・バーンズ / 演奏時間:約7分

オーボエの美しい音色をじっくり楽しめる、独奏オーボエと吹奏楽のための作品。激しい音楽の多いバーンズの、繊細で歌心あふれる一面に触れられます。

もの寂しいオーボエの旋律に、ホルンや木管楽器がそっと寄り添います。独奏者が自由に歌うカデンツァも聴きどころ。秋の空気を感じるような静かな余韻が魅力です。

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交響曲第4番「イエローストーン・ポートレイツ」

作曲:ジェイムズ・バーンズ / 吹奏楽版編曲:マーク・ロジャース

アメリカのイエローストーン国立公園を題材にした、全3楽章の交響曲。自然の風景を音楽で描く、バーンズの色彩豊かな作品です。

「イエローストーン川の夜明け」「プロングホーンのスケルツォ」「インスピレーション・ポイント」という3つの場面が続きます。もとは管弦楽作品で、後に吹奏楽版が作られました。版の違いにも注意したい作品です。

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涙の道

作曲:ジェイムズ・バーンズ

アメリカ先住民の強制移住という、悲しい歴史を背景に持つ交響詩。《涙の道》は、バーンズが大きな社会的題材と向き合った作品です。

19世紀に多くの先住民が故郷から追われた出来事を踏まえ、重く悲痛な音楽が展開します。派手な演出だけでなく、作品に込められた歴史への思いを知って聴きたい1曲です。

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ゴールデン・フェスティバル序曲

作曲:ジェイムズ・バーンズ / 演奏時間:約7分

華やかなコンサートの幕開けにふさわしい《ゴールデン・フェスティバル序曲》。アメリカ陸軍野戦軍楽隊の創設50周年を記念して委嘱された作品です。

駆け回る木管楽器と輝かしい金管のファンファーレ、のびやかな旋律が次々に登場します。祝典らしい高揚感と、楽器ごとの鮮やかな役割が楽しめる序曲です。

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フォックスファイアー序曲

作曲:ジェイムズ・バーンズ

明るいファンファーレと歌う旋律をあわせ持つ《フォックスファイアー序曲》。バーンズのコンサート序曲の魅力を、比較的短い時間で楽しめる作品です。

勢いのある主題から、やわらかく広がる中間部へと表情が変わります。華やかさだけではなく、豊かなハーモニーにも耳を傾けてみてください。

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交響曲第5番「フェニックス」

作曲:ジェイムズ・バーンズ / 演奏時間:約43分

全4楽章からなる《交響曲第5番「フェニックス」》は、バーンズの大規模な吹奏楽交響曲のひとつ。長い時間をかけて壮大な音楽を築いていきます。

「哀悼」「スケルツォ」「夢想」「歓喜」といった性格の異なる楽章が続き、重厚な響きから躍動的な終曲へと進みます。ひとつの交響曲のなかで、多彩な表情を楽しめる作品です。

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交響曲第7番「交響的レクイエム」

作曲:ジェイムズ・バーンズ

《交響曲第7番》は、アメリカ南北戦争を題材にした「交響的レクイエム」。歴史上の戦闘や終戦を、全4楽章の音楽でたどります。

シャイロー、フレデリックスバーグ、ゲティスバーグ、アポマトックスという地名が楽章の題名に登場します。戦いの激しさだけでなく、犠牲者を悼む視点にも耳を向けたい作品です。

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交響曲第9番

作曲:ジェイムズ・バーンズ / 演奏時間:約40分

バーンズが自ら「最後の交響曲」と位置づけた《交響曲第9番》。作曲家の70歳を記念する委嘱によって2018年に完成した、約40分の大作です。

「エレジー」「スケルツォ」「夜の音楽」「フィナーレ」の4楽章で構成されています。長年にわたり吹奏楽作品を書いてきたバーンズの、音楽への思いが詰まった交響曲です。

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交響曲第8番「ヴァンゲンのために」

作曲:ジェイムズ・バーンズ

ドイツ南部の都市ヴァンゲンの記念行事のために書かれた《交響曲第8番》。バーンズとヨーロッパの吹奏楽文化とのつながりを感じられる作品です。

2015年に作曲者自身の指揮で初演されました。土地の歴史を祝うために生まれた交響曲として、ほかのバーンズの交響曲と聴き比べてみるのも面白そうです。

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交響曲第1番

作曲:ジェイムズ・バーンズ

バーンズの交響曲の出発点となった《交響曲第1番》。1974年、カンザス大学大学院での研究の一環として作曲され、後にアメリカ吹奏楽指導者協会のオストウォルド賞を受賞しました。

全4楽章の本格的な交響曲ですが、当時は難しさや長さから出版が実現しませんでした。長い年月を経て再び注目された、バーンズの創作の原点ともいえる作品です。

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交響曲第6番

作曲:ジェイムズ・バーンズ

《交響曲第6番》は、アメリカのレイク・ブラドック高校バンドのために作曲された作品。バーンズの交響曲のなかでは、比較的短い構成にまとめられています。

「アンダンテ」「アダージョ」「アレグロ・エネルジコ」の3楽章からなり、落ち着いた音楽と力強い終曲が対照的です。交響曲でありながら教育現場とのつながりも感じられます。動画は第1楽章の演奏です。

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ビューティフル・オレゴン

作曲:ジェイムズ・バーンズ

アメリカのオレゴン州の雄大な自然を描いた《ビューティフル・オレゴン》。オレゴン・シンフォニック・バンドの創立20周年を記念して委嘱された作品です。

さまざまな風景が続く州の魅力を、管楽器の豊かな響きで表現します。土地の美しさを音楽にした作品として、風景を思い浮かべながら聴きたい1曲です。

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ドリーム・ジャーニー

作曲:ジェイムズ・バーンズ / 演奏時間:約8分30秒

《ドリーム・ジャーニー》は、夢の旅をテーマにした吹奏楽のための交響詩。テキサス州オースティンの合同選抜バンドの25周年記念として委嘱されました。

1997年にバーンズ自身の指揮で初演され、ひと続きの音楽のなかでさまざまな情景が広がります。約8分半という演奏時間ながら、ドラマのある作品を探すときにも候補にしたい1曲です。

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トッカータ・ファンタスティカ

作曲:ジェイムズ・バーンズ / 演奏時間:約7分30秒

素早い動きと大胆な響きを楽しめる《トッカータ・ファンタスティカ》。アメリカ陸軍軍楽隊の委嘱で作曲された、本格的な吹奏楽作品です。

トッカータという題名のとおり、音楽が絶えず動いていくようなエネルギーが特徴。金管・木管・打楽器が重なり合う迫力を味わえます。難度の高いレパートリーを探している人にも注目してほしい作品です。

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ファンファーレとアレルヤ

作曲:ジェイムズ・バーンズ / 演奏時間:約5分

祝典の響きと、歌うような音楽をあわせ持つ《ファンファーレとアレルヤ》。バーンズの作品のなかでも、明るい祝祭的な表情を楽しめる1曲です。

ファンファーレの力強さと、豊かな和声の対比が聴きどころ。堂々とした音楽を演奏会のプログラムに取り入れたいときにも候補になります。

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ファンファーレとプロセッショナル

作曲:ジェイムズ・バーンズ / 演奏時間:約4分

若いバンドのために書かれた《ファンファーレとプロセッショナル》。華やかなオープニングを飾りたいときや、式典の音楽にも使いやすい作品です。

晴れやかなファンファーレに続いて、堂々とした行進風の音楽が展開します。技術的に取り組みやすい一方、バンド全体で響きをそろえる楽しさも味わえます。

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ホープ・アライズ

作曲:ジェイムズ・バーンズ

比較的新しいバーンズ作品にも触れたいなら《ホープ・アライズ》。アメリカ空軍軍楽隊の演奏旅行のオープニング曲として、2021年に委嘱された作品です。

金管楽器の劇的なファンファーレで始まり、短いオーボエソロを経て、活気ある音楽へと進みます。明るい未来を感じさせる、力強いコンサートの幕開けにふさわしい1曲です。

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作曲家について

ジェイムズ・バーンズ(1949年生まれ)は、アメリカの作曲家・指揮者・音楽教育者。カンザス大学で長年教鞭を執り、吹奏楽のために多くの作品を残してきました。《アルヴァマー序曲》などの親しみやすい作品から、本格的な交響曲まで作風は幅広く、日本でも数多く演奏されています。

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