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デイヴィッド・マスランカの代表曲32選|吹奏楽の名曲を演奏動画つきで紹介

壮大な交響曲、美しいコラール、そして祈りのような静かな音楽。アメリカの作曲家デイヴィッド・マスランカは、吹奏楽という編成で深い感情を描き続けた作曲家です。

《交響曲第4番》《ギヴ・アス・ディス・デイ》《子供の庭の夢》などの大作で知られる一方、親しみやすいファンファーレやユーモラスな小品も残しています。バッハのコラールや夢の世界から着想を得た音楽には、ほかの作曲家とはひと味違う魅力があります。

この記事では、そんなマスランカの代表的な吹奏楽曲32作品を、成立背景や聴きどころ、演奏動画とともにご紹介します。コンクールや演奏会の選曲はもちろん、じっくり音楽を楽しみたい人もぜひご覧ください♪

目次

ギヴ・アス・ディス・デイ(Give Us This Day)

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約15分

マスランカを初めて聴くなら、まずおすすめしたい《ギヴ・アス・ディス・デイ》。副題は「吹奏楽のための小交響曲」。全2楽章という比較的コンパクトな構成ながら、交響曲らしい大きな音楽の流れを味わえる代表作です。

第1楽章は静かな祈りを思わせる音楽、第2楽章は強いエネルギーを持った音楽が中心。終結部には、バッハのコラールでも知られる《天にまします我らの父よ》の旋律が登場します。激しい音楽の先に広がる響きに、ぜひ耳を傾けてみてください。

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交響曲第4番

作曲:デイヴィッド・マスランカ

マスランカの代表的な吹奏楽作品として欠かせない《交響曲第4番》。1993年に完成した、壮大なスケールと深い精神性を感じさせる交響曲です。強烈なクライマックスが印象に残るという人も多いのではないでしょうか。

静かな旋律から次第に大きな響きが生まれ、音楽はさまざまな表情を見せながら進みます。特に印象的なのが、終結部の力強いコラール。バッハの音楽に深く親しんでいたマスランカらしい、祈りと歓喜が重なるような響きを楽しめます。

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子供の庭の夢

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約35分

不思議な夢の世界を音楽で旅する《子供の庭の夢》。別表記の《子供の夢の庭》でも知られる、1981年作曲の全5楽章の大作です。心理学者カール・グスタフ・ユングの著書『人間と象徴』に紹介された少女の夢から着想を得ています。

月の砂漠で地獄へ沈む夢、小さな動物の群れが巨大になり少女がその一匹に飲み込まれる夢、水滴のなかに世界の始まりを見る夢など、どの楽章も強烈なイメージを持っています。美しいだけではなく、不気味さや不安も感じさせる音楽。夢の内容を知ってから聴くと、響きの意味をより深く想像できます。

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交響曲第7番

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約35分

2005年に初演された《交響曲第7番》は、全4楽章からなる吹奏楽のための交響曲。マスランカの作品に特徴的な、歌うような旋律と大きな音楽の展開を楽しめます。

ゆったりとした楽章では、管楽器の音色が豊かに重なり合い、静かな歌を生み出します。一方、速い楽章には強烈なリズムとエネルギーが登場。静と動の対比に注目しながら、交響曲ならではの大きな流れを味わってみてください。

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トラヴェラー(Traveler)

作曲:デイヴィッド・マスランカ

《トラヴェラー》は、長年吹奏楽の指導に携わってきた指揮者レイ・リヒテンウォルターの退職を記念して委嘱された作品。2003年に書かれ、人生の旅路を思わせる音楽が魅力です。

旅を続けること、ひとつの場所から次の場所へ向かうこと。そんな人生の節目を感じさせる題名が印象的です。卒業や退職など、新しい道へ進む人を送り出す演奏会でも、作品の背景を紹介しながら演奏したくなる1曲です。

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マザー・アース(Mother Earth)

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約3分

「マスランカの曲は難しそう」と思っている人に紹介したいのが《マザー・アース》。地球をたたえる短いファンファーレで、長大な交響曲とは違う親しみやすさが魅力です。

約3分という短い時間のなかに、堂々とした響きと前向きなエネルギーが詰まっています。比較的取り組みやすい作品としても知られ、演奏会のオープニングにもよく似合います。マスランカの音楽への入口として、ぜひ知ってほしい1曲です!

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交響曲第2番

作曲:デイヴィッド・マスランカ

マスランカの初期の吹奏楽交響曲にあたる《交響曲第2番》。1985年に作曲され、1987年に初演されました。後の交響曲へと続く、作曲家の表現の広がりを知るうえでも重要な作品です。

マスランカは海の近くで育ち、その記憶は作品にも影響を与えています。この交響曲にも、海を連想させる音楽のイメージが登場します。《交響曲第4番》などの後年の作品と聴き比べると、音楽語法の変化も感じられそうです。

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交響曲第3番

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約49分

1991年に作曲された《交響曲第3番》は、全5楽章・約49分に及ぶ大作。大きな交響曲をじっくり味わいたい人におすすめの作品です。

自然の風景や、作曲家自身の内面世界を思わせる音楽が広がります。長い楽章を通して、ひとつの旋律や響きがどのように変化していくのかを追いかけるのも楽しみ方のひとつ。吹奏楽という編成の表現力を存分に感じられます。

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交響曲第5番

作曲:デイヴィッド・マスランカ

《交響曲第5番》は、2000年に作曲された吹奏楽のための交響曲。大きな響きのなかにも繊細な旋律が現れる、マスランカらしい作品です。

この作曲家の音楽を聴くときに注目したいのが、バッハのコラールに通じる歌の感覚。複雑で力強い音楽のなかにも、ふと静かな旋律が浮かび上がります。楽器の音色がどのように重なり、ひとつの歌になっていくのかを味わってみてください。

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交響曲第8番

作曲:デイヴィッド・マスランカ

2008年に作曲された《交響曲第8番》は、全3楽章からなる吹奏楽の大作。作曲者はこの作品について、過去から未来へ受け継がれる生命や希望、喜びをたたえる音楽として説明しています。

第2楽章では、バッハのコラールでも知られる《イエスよ、わが喜び》の旋律をもとにした音楽が広がります。終楽章には賛美歌《ものみなこぞりて》の旋律の一部も登場。古くから歌われてきた旋律が、新しい吹奏楽の響きへと生まれ変わるところが魅力です。

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交響曲第9番

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約75分

マスランカの吹奏楽作品のなかでも、特に長大な《交響曲第9番》。2011年に完成した全4楽章、約75分の交響曲で、ナレーターによる朗読も含まれる独特の構成を持っています。

音楽の題材となっているのは、記憶や水、慈愛、赦しといったテーマ。詩の朗読と、長い時間をかけて歌われる管楽器の旋律が組み合わされます。短い自由曲とはまったく違う、ひとつの大きな音楽世界に浸りたいときに聴いてほしい作品です。

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交響曲第10番「時の川」

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 補筆完成:マシュー・マスランカ / 演奏時間:約40分

《交響曲第10番「時の川」》は、マスランカが最後に取り組んでいた交響曲。2017年に作曲者が亡くなった後、息子で作曲家のマシュー・マスランカが遺された楽譜や構想をもとに完成させ、2018年に初演されました。

作曲中には妻アリソンとの死別もあり、作品には悲しみや記憶、時間の流れに向き合う深い感情が込められています。全4楽章からなる交響曲を通して、マスランカが最後に残そうとした音楽に触れることができます。

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イン・メモリアム(In Memoriam)

作曲:デイヴィッド・マスランカ

《イン・メモリアム》は、テキサス大学アーリントン校の吹奏楽指揮者レイ・リヒテンウォルターの妻スーザンを追悼するために委嘱された作品。大切な人への思いを込めた、マスランカの代表的な追悼音楽のひとつです。

中心となるのは、スーザンが愛したコラール《ただ愛する神の摂理にまかす者》。この旋律がさまざまに変化しながら現れ、音楽の大きな流れを形づくります。力強い響きのなかにも、静かな祈りが感じられる作品です。

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レクイエム(Requiem)

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約11分

2013年に作曲された《レクイエム》は、戦争によって命を失った人々への思いを込めた吹奏楽作品。約11分という長さのなかに、深い追悼の気持ちが込められています。

作曲者は、ホロコーストをはじめとする戦争の悲劇が、過去の出来事として終わったわけではないと考えていました。音楽を通して過去と向き合い、新しい一歩へ進む。そのような思いを知ると、静かな旋律の響きも違って聞こえてきそうです。

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モーニング・スター(Morning Star)

作曲:デイヴィッド・マスランカ

《モーニング・スター》は、夜明けの星を思わせる題名を持つ吹奏楽作品。祈りや追悼を題材にしたマスランカの作品群とはまた違う、明るい希望を感じさせる音楽です。

同じ作曲家でも、重厚な交響曲とこうした作品では音楽の印象が変わります。新しい一日の始まりを思い浮かべながら、マスランカの旋律や管楽器の響きを楽しんでみてください。

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この明るい朝に

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約9分

《この明るい朝に》は、2013年にモンタナ州の高校吹奏楽団の共同委嘱で生まれた作品。マスランカの音楽に挑戦したい中高生にも知ってほしいレパートリーです。

題材となっているのは、人生の大きな変化を迎えるときの不安や痛み、そしてその先にある喜び。詩人ジェーン・ケニオンの言葉からも着想を得ています。技術的な難しさだけでなく、音楽に気持ちを込めて演奏することの大切さが感じられます

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ティアーズ(Tears)

作曲:デイヴィッド・マスランカ

《ティアーズ》は、「涙」という題名を持つ吹奏楽作品。アフリカの作家アフマドゥ・クルマの小説『Monnè』を読んだ経験が、作曲のきっかけとなりました。

小説が描くのは、植民地支配によって人々が受けた苦しみや屈辱。マスランカはそこから、自分自身の内面にある痛みや、変化していく心の動きへと目を向けました。悲しみだけで終わらない、音楽による再生を感じさせる作品です。

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テスタメント(Testament)

作曲:デイヴィッド・マスランカ

《テスタメント》は、2001年9月11日の同時多発テロを受けて書かれた作品。大きな出来事を前に、音楽には何ができるのかを問いかけるような1曲です。

題名の「Testament」には、信念や宣言という意味があります。マスランカはこの作品に、音楽には人の心を調和させ、癒す力があるという思いを込めました。作品の背景を知ると、力強い響きの意味をさらに深く感じられそうです。

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ゴールデン・ライト(Golden Light)

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約8分

《ゴールデン・ライト》は、1990年に作曲された祝典的な作品。ニューヨークで暮らしていたマスランカが、森を歩くなかで感じた木漏れ日から着想を得ています。

速い足取りで歩く感覚から生まれた、短い旋律の繰り返しや複数のリズムの重なりが特徴です。作曲者はアフリカの伝統音楽からの影響にも触れています。約8分のなかに、生命力と明るいエネルギーが感じられる作品です。

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アンエンディング・ストリーム・オブ・ライフ

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約25分

《アンエンディング・ストリーム・オブ・ライフ》は、「尽きることのない生命の流れ」を思わせる題名を持つ、約25分の変奏曲です。

もとになるのは、賛美歌《ものみなこぞりて》。全7曲の変奏曲として構成され、親しみやすい旋律がさまざまな姿に変化していきます。マスランカが大切にしてきたコラールと吹奏楽の関係を、じっくり味わえる作品です。

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ヘルズ・ゲート(地獄の門)

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約17分

サクソフォーンが活躍する作品を探しているなら《ヘルズ・ゲート》にも注目! 3本のサクソフォーンを独奏に迎え、吹奏楽と組み合わせた個性的な作品です。

独奏楽器が1本だけの協奏曲とは違い、3人の奏者による音色の重なりや掛け合いが楽しめます。力強い合奏のなかで、それぞれのサクソフォーンがどのように存在感を発揮するのかを聴いてみたい1曲です。

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リベレーション(Liberation)

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約17分

《リベレーション》は、2010年に日本の吹奏楽指揮者たちの委嘱で作曲された作品。題名は「解放」を意味し、深い祈りと希望を感じさせる音楽です。

作品には、グレゴリオ聖歌の《Libera me(われを解き放ちたまえ)》が用いられています。歌のパートも含まれますが、吹奏楽団のメンバーが歌うことも想定されています。祈りの言葉と管楽器の響きが一体になる、独特の音楽世界に注目です。

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ザ・シーカー(The Seeker)

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約10分

《ザ・シーカー》は、2016年に作曲されたマスランカ晩年の作品。「探求する人」を意味する題名には、自分自身や世界について深く理解しようとする思いが込められています。

作曲者は仏教の菩薩の思想から着想を得ました。冒頭には民謡のようなゆったりとした旋律が現れ、その後は勢いのある音楽へと展開。バッハのコラールに基づく響きも登場し、約10分のなかに静かな思索と躍動感が詰まっています。

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慈悲の天使

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約17分

「慈悲の天使」は2015年の吹奏楽作品。平和への祈りを込めた、マスランカ晩年のレパートリーです。

セント・オラフ・バンドの創立125周年を記念して書かれた作品で、ファゴットが重要な役割を担います。大きな編成のなかから浮かび上がる木管楽器の音色にも耳を傾けたいところ。華やかな祝典曲とは違う、静かで深い記念作品です。

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ロロ、散歩に出かける

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約5分

マスランカのユーモラスな一面を楽しめる《ロロ、散歩に出かける》。1980年に作曲された約5分の小品で、難しい交響曲とは違った親しみやすさが魅力です。

「ロロ」とは、アメリカの作曲家チャールズ・アイヴズが文章のなかで用いた架空の人物。保守的な音楽の好みを持つ人として描かれています。そんなロロが、好きな音楽や少し苦手な音楽のあいだを散歩するような、遊び心あふれる作品です!

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世界平和への讃歌

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約12分

《世界平和への讃歌》は、2014年に書かれた吹奏楽作品。大きな世界の問題を、一人ひとりの心や音楽活動から考えるという、マスランカらしい思いが込められています。

音楽を演奏することによって、人々の心が開かれ、互いに理解し合うきっかけになるかもしれない。そんな願いを感じさせる作品です。演奏会で平和について考える時間を設けたいときにも、紹介したい1曲です。

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アルトサクソフォーン協奏曲

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約45分

アルトサクソフォーン独奏と吹奏楽のための《アルトサクソフォーン協奏曲》。1999年に作曲された約45分の大作で、サクソフォーンの表現力を存分に楽しめるレパートリーです。

華やかな技巧だけでなく、静かに歌い上げる場面にも注目したいところ。独奏者と吹奏楽が長い時間をかけて音楽をつくり上げていく、通常の演奏会用小品とは違った魅力があります。サクソフォーンが好きな人にはぜひ聴いてほしい作品です。

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クラリネット協奏曲

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約25分

2014年に作曲された《クラリネット協奏曲》は、独奏クラリネットと吹奏楽のための全2楽章の作品。マスランカ自身も若い頃にクラリネットを演奏しており、この楽器には特別な親しみを持っていました。

第1楽章は「嘆き」、第2楽章は「踊り」という対照的な性格を持っています。深く歌い上げる旋律と、活発で技巧的な音楽。クラリネットという楽器のさまざまな魅力を味わえる協奏曲です。

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トロンボーン協奏曲

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約36分

《トロンボーン協奏曲》は、2007年に作曲された全3楽章の作品。トロンボーン独奏に加えて、チェロ独奏も重要な役割を担う、少し珍しい編成が特徴です。

作品は、作曲者と親交のあったフルート奏者クリスティーン・ニールド・カポーテを追悼するために書かれました。チェロのパートには、彼女の夫への思いも込められています。第1楽章「レクイエム」、第2楽章「愛する人」、第3楽章「満ち足りて、穏やかに」と続く音楽に、深い感情が感じられます。

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マリンバ協奏曲

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約20分

マリンバ独奏と吹奏楽のための《マリンバ協奏曲》。1990年に作曲され、アメリカ空軍軍楽隊によって初演された作品です。

マリンバは、やわらかな音色で旋律を歌うことも、速い音型を演奏することもできる楽器。独奏者の演奏と吹奏楽の響きが重なり、打楽器の新しい表情が生まれます。木管や金管の協奏曲とは違う魅力を楽しめる1曲です。

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シー・ドリームズ(Sea Dreams)

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約32分

《シー・ドリームズ》は、2本のホルン独奏と吹奏楽のための協奏曲。1997年に作曲された全3楽章の作品で、マスランカが幼い頃から親しんできた海のイメージが音楽につながっています。

作品には、海の嵐の恐ろしさ、静かな月明かりの海、そして困難を越えた先の喜びなどが描かれます。2本のホルンが歌い交わす音楽と、吹奏楽の大きな響きが魅力。海のさまざまな表情を想像しながら聴いてみてください。

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フルートと吹奏楽のためのソング・ブック

作曲:デイヴィッド・マスランカ / 演奏時間:約48分

フルート独奏と吹奏楽のための《ソング・ブック》。2000年に作曲された約48分の大作で、フルートが持つ歌うような音色をじっくり味わえる作品です。

「ソング・ブック」は文字どおり「歌の本」という意味。華やかな技巧だけを聴かせる協奏曲とは違い、長い時間をかけて旋律が語りかけてくるような音楽です。フルート独奏と吹奏楽の組み合わせが生み出す、多彩な響きに注目してみてください。

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作曲家について

デイヴィッド・マスランカ(1943〜2017)は、アメリカの作曲家。吹奏楽のための交響曲や協奏曲、室内楽など数多くの作品を残しました。《交響曲第4番》《ギヴ・アス・ディス・デイ》《子供の庭の夢》などで知られ、現代の吹奏楽レパートリーに大きな影響を与えています。バッハのコラールや夢、自然、精神世界から着想を得た作品が多く、力強い音楽と深い祈りのような響きをあわせ持つ作風が特徴です。

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