こんにちは!札幌のオーボエ奏者・太田駿祐です。
演奏会を企画・主催しながら、
当日のMCも自分で担当しています。
これは自慢ですが「トークが面白かった!」と、
演奏よりトークを褒められることもあるくらい(笑)
そんなMCの実体験をもとに
台本づくり・話し方などのコツを紹介しています。
演奏会でMCを担当することになったけれど、
「人前で話すのが緊張する……」
「頭が真っ白になったらどうしよう……」
「ちゃんと話せるか心配……」
そんなふうに感じている方もいるのではないでしょうか。
青年僕なんて、ただでさえ演奏で必死なのに、喋るなんてもっとキンチョーしちゃう。。。



わかるよ。僕もMCでまったく緊張しないわけじゃないんだ。



え、でもいつも流暢にリラックスして話してそうですよ。



緊張するのがわかっているから、自分なりに対策しているんだ。それで何とかなってるだけだよ(笑)
ぶっちゃけ「緊張しない方法」を探すよりは、どうせ緊張しちゃうんだから「緊張しても何とかなる」ようにしておくのがおすすめ。



それは、そう…?かも。
本番で緊張しない方法や、緊張をほぐす方法を探している方もいるかもしれません。
でも僕は、緊張を完全になくすことより、緊張しても何とか話せる準備をしておくことのほうが大切だと思っています。
だって、どれだけ対策しても、緊張するときはするんです。(笑)
この記事では、僕が実際に演奏会でMCをするときに意識していることをもとに、緊張しても話しやすくするための準備や、本番での対処法について紹介します。
緊張しても話しやすくなる
コツがわかる
緊張しても話せるように、しっかり準備する



じゃあ、どうすればMCで緊張しなくなりますか?



元も子もないことを言うと、
数をこなすこと…かな(笑)



いやいやいや…
僕は明日の初めてのMCデビューをうまく乗り切りたいんです!



ごめんごめん。
何度も本番を経験して緊張に慣れたのは本当なんだけど、ここでは明日の本番にも間に合う方法を伝えるね。
それは「しっかり準備する」ことなんだ。
しっかり準備しておくことで
緊張しても乗り切りやすくなる
準備① 原稿を作っておく
何を話すのか決まっていない状態でステージに立つと、それだけで不安材料が増えてしまいます。
そこで僕は、必ずMCの原稿を準備するようにしています。
一字一句その通りに話す必要はありません。
ただ、
「ここでは何を話すのか」
「何をお客様に伝えたいのか」
が決まっているだけでも、安心感はかなり違います。



喋りが素人の僕らが原稿ナシでMCするのは、ナビもないのにタクシー運転手をするようなモノです。
知らない場所に勘だけでお客様を連れて行くのは無謀だし、最悪、事故になりかねないよね。



たしかに…。
原稿という名のナビがあれば、緊張しても事故は避けられそうですね。


準備② 実際に声に出して練習する
原稿を書くだけではなく、できれば本番前に一度は声に出して読んでみるのがおすすめです。
文章として読むと自然でも、実際に口に出すと、
「ここ言いづらいな」
「この一文、長いな」
と気づくことがあります。
本番で初めて自分のMCを聞くのではなく、事前に一度自分の口で話しておく。
それだけでも、本番での不安は少なくなります。
準備が大事。これは、演奏と同じです。
皆さんは奏者として本番に向けて丁寧に練習をして、当日を迎えるはずです。
例えば練習不足で「ここ、不安なんだよなぁ」と思う箇所がいくつか残っていると、本番でも「あと少しであの苦手なソロがやってくる…」と緊張してしまいますよね?
試験や面接、プレゼンなども、準備や対策をできたかどうかで心の平穏は違うはずです。
MCも同じ。
しっかり原稿や練習の準備をすることで、緊張したとしても対応できる可能性が上がるはずです。



どうだろう?
原稿を作ることと、練習すること。
これが僕がしている、緊張しても何とか乗り切るための事前準備だよ。



緊張したらどうしよう!と思っていたけど「緊張してもなんとかする」ための準備が大事、ということですね。
ちなみに、僕も最初のMCは緊張する



先生は緊張するんですか!?



するよ!特に「最初のMC」は、毎回ドキドキなんだよ。
でも、緊張していても話しやすくなるテクニックを使って、なんとか乗り切っているんだ。



え!そんなテクニックがあるなら知りたいです!



それじゃ、最初のMCが緊張する要因と一緒にテクニックも教えちゃうね。
最初のMCが緊張する理由は、まだ客席との距離感がわからないからです。
・今日はどんなお客様が来ているのか。
・こちらの話をどんなふうに聞いてくれるのか。
最初のMCを始める段階では、まだ客席の雰囲気がつかめていません。
演奏会によってお客様の層や反応は毎回違います。
だから最初に話し始めるまでは、僕にもその日の客席の雰囲気がわかりません。
皆さんも、最初の第一声はとってもドキドキするのではないでしょうか。
ただ、それは実はお客様も一緒です。
「この人はどんな奏者なのか?」
「どんな雰囲気の演奏会なのか?」
と、雰囲気がつかめていないのはお客様も一緒なんです。



マッチングアプリで初対面の会話が緊張するのと同じだと思うよ。



先生、例えがちょっと独特すぎませんか(笑)
でも「お客様にとっても初対面」なのは確かにそうですよね。



そう。初対面同士だから緊張するのは当たり前なんだ。
そして、ここからがテクニックの話。
僕は最初のMCでは「アイスブレイク」を意識して、お客様に安心してリラックスしてもらえるように意識しているよ。
最初のMCでは「アイスブレイク」しよう
アイスブレイクとは、緊張をほぐしコミュニケーションを円滑にするための雑談やゲームのこと。
初対面の人が集まる場や会議・研修の冒頭などで行われることが多いです。
演奏会でできるアイスブレイクとして、僕は以下の2つをよく取り入れています。
- ① リラックスしてほしいと伝える
-
僕はいつも最初にお客様にどんな風に過ごしてほしいかを伝えています。
「今日は格式ばった演奏会ではないので、ゆったりとリラックスしてお過ごしくださいね♪」
「ついつい寝ちゃっても、それくらい癒しの音楽をお届けできたんだなぁとポジティブに受け取ります(笑)」
など、「ちゃんと聞かなくても大丈夫」「カジュアルな演奏会です」といった雰囲気が伝わるようにするとお客様はリラックスしてくれます。
- ② 楽しいミニコーナーを入れる
-
最初のMCでちょっとニッコリできるコーナーを入れるのもおすすめです。
僕の場合は「おしえて!イングリッシュホルン!のコーナー♪」といったように、元気で明るい雰囲気で楽器紹介コーナーを入れたりしています。
これをすることで「あ、今日の演奏会は明るい雰囲気なんだな」というのがお客様に第一印象として伝わります。

先生

アイスブレイクというと「お客様の緊張をほぐすもの」と思われがちですが、僕にとっては自分自身が客席との距離感をつかむための時間でもあります。
お客様の笑顔や反応が見えてくると、「今日はこんな雰囲気なんだな」とわかり、僕自身も少しずつリラックスしていきます。
会場全体ではなく「聞いてくれている人」に話す



「アイスブレイク」かあ。ちょっと難易度高そう…!



たしかにちょっと高等テクニックかも。
僕がもうひとつ使う「反応のいいお客さんを探す」というテクニックはもう少し簡単かも!
本番で緊張したときは、いったん客席を見てみましょう。
すると、
うなずきながら聞いてくれる人。
こちらを見ながら笑ってくれる人。
話に反応してくれる人。
そんなお客様が見つかることがあります。
僕はそういうとき、
その人に向かって話しているつもりでMCをすることがあります。
もちろん、実際には会場全体に向かって話しています。
でも、「大勢に向かって話さなくちゃ」と考えるより、
「目の前で聞いてくれている人に伝えよう」
と思ったほうが、ずっと話しやすく感じます。



お客様のことを見たら緊張しそう!と思って「客席はジャガイモ畑」と思ってたけど、見ることによるメリットもあるんですね。



ジャガイモ畑って。(笑)
これは本当に効果的で、すっごく安心するんだよ。



なるほど。たしかにリアクションがいい人が相手だとお喋りしやすいですもんね。
お客様は、あら探しをしに来ているわけじゃない
最後に、これからMCをする方にひとつだけ伝えるなら。



お客様は、あなたのあら探しをしに来ているわけじゃないよ。
少しくらい言葉につまっても、噛んでも、完璧じゃなくても大丈夫。
お客様は、「この人、今噛んだ!」と採点するために演奏会へ来ているわけではありません。
僕はむしろ、
ステージにいる人たちが楽しんでいるところを、お客様も見たいのだと思っています。
だから「絶対に失敗しないようにしなくちゃ」と考えすぎなくても大丈夫。
しっかり準備をして、伝えたいことを決めておく。
そして本番では、お客様と一緒にその時間を楽しむ。
そのくらいの気持ちで、ステージに立ってみてください。



たしかに。失敗したら何もかも終わりだ!と思ってしまうから、緊張しちゃうのかも。。。



そうだよね。「お客様と一緒に時間を楽しむ!」と思えば、少し気が楽になるかもね。
まとめ|緊張していても話せる準備をしよう
演奏会のMCで緊張するのは、決して珍しいことではありません。
僕自身、今でも特に最初のMCでは少し緊張します。
でも、
原稿を準備する。
声に出して練習する。
最初のMCでアイスブレイクをする。
反応してくれるお客様に向かって話す。
こうした準備や工夫があるだけで、MCはずっと話しやすくなります。
そして、最初から「緊張しないこと」を目標にしなくてもいいと思います。
緊張していても、お客様に伝えたいことを届けられれば大丈夫。



お客様は敵じゃないからね。
楽しい時間を過ごせることを祈ってるよ。



ありがとうございます!
明日の本番に向けてひとまず原稿を作って練習してみます!
話すネタ、台本づくり、練習、話し方、例文まで。
悩みや目的に合わせて、必要な記事を探せます。








太田 駿祐
オーボエ奏者・コンサートデザイナー
札幌を拠点に、オーボエ奏者として活動しながら自主公演を企画。
演奏だけでなく、企画・MC・デザインまで自ら手がけています。









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