青年演奏会のMC台本って、全部暗記しないといけないんでしょうか?
原稿を見ながら話すのって、ちょっとかっこ悪い気がして……。



僕は本番でも原稿を見ながら話しているよ!笑
原稿を見ながらでも、お客様に語りかけるようなMCを学んでいこう。
こんにちは!札幌のオーボエ奏者・太田駿祐です。
演奏会を企画・主催しながら、
当日のMCも自分で担当しています。
これは自慢ですが「トークが面白かった!」と、
演奏よりトークを褒められることもあるくらい(笑)
そんなMCの実体験をもとに
台本づくり・話し方などのコツを紹介しています。
今回は、そんな僕が実践している「原稿を見ながら自然に話すための工夫」をご紹介します!
原稿を見ながら
自然に話すための3つの工夫
MC台本は暗記しなくてもいい?
結論から言うと、僕はMC台本を無理に暗記する必要はないと思っています。
もちろん、全部覚えて、何も見ずにスラスラ話せたらかっこいいですよね。
でも、台本を覚えるためには、それなりの時間が必要です。



台本を覚える時間があるなら、楽器を練習したり大切な人とデートしたり、もっと大事なことに時間を使いたい派です(笑)
もちろん、MCも演奏会の大切な要素です。
でも、原稿を見ていること自体が、お客様の体験価値を下げるとは思っていません。
大切なのは、原稿を見ずに話すことではなく、伝えたいことをきちんとお客様に届けること。
MCは、お客様との時間をより楽しいものにするための「手段」です。
台本を覚えて話すこと自体が「目的」になってしまうのはちょっと違うと思うんですよね。



でも台本を読みながら自然に話せる自信がない…



わかるよ。僕もそうだった。
ここからは僕が今までの経験から意識していることを3つ紹介するね。
原稿を見ながら自然に話す3つの工夫
① 原稿は、話の要所を確認しながら使う
僕は、譜面台に台本を置いたり、タブレットに表示して片手に持ったりしています。
原稿を一字一句ずっと追いかけるというよりも、話の要所を確認しながら進めるスタイルです。
途中で内容を忘れそうになったら、原稿を見れば大丈夫。
そのために用意している台本ですからね。笑
原稿の文字の大きさは「少し大きいかも?」くらいがおすすめ。
小さすぎると、客席に顔を上げたあと、原稿のどこを読んでいたのかわからなくなります(笑)
また、適度に改行を入れておくと、読みたい場所を見つけやすくなりますよ。
原稿を見る → 客席を見る → また原稿に戻る。
この流れがスムーズにできる原稿にしておきましょう。
② お客様に語りかけるときは、客席を見る
原稿を使っていても、ずっと下を向いて話すわけではありません。
- 感謝や嬉しい気持ちを伝えるとき
- お客様に質問を投げかけるとき
このようなときは、客席を見ることを意識しています。
今日はこんなにたくさんの方に遊びに来ていただけて、本当に嬉しいです!
イングリッシュホルンという楽器、皆さんの中には初めて見る方もいらっしゃるのではないでしょうか?


同じ言葉でも、相手を見て話すか、原稿を見て話すかでは印象が異なります。
MCの中でも特に大切にしたい部分だけは、前を見て話すと思いが伝わります。
③ 自然に顔を上げられる内容を原稿に入れる
ここは、僕が特に大切にしていることです。
客席を見るためには、話し方だけでなく、原稿そのものの内容も重要だと思っています。



具体的に言うと「動作を伴う内容」を入れると、自然と客席に意識を向けたMCになりますよ!



「動作」かぁ。たとえばどんな動きがありますか?
ピッコロとフルート、こんなに大きさが違うんですよ!
動作:楽器を高く掲げて、客席に見せる
さて、後半が始まりましたが、楽しんでいただけておりますでしょうか?
動作:耳に手をあてて客席に耳を傾ける
この曲、聞いたことがある人、手を挙げて教えてください!
動作:自分も手を挙げて、客席に挙手を促す
こうした動作を伴う内容を原稿に組み込んでおくと、自然と客席に顔が向きます。
「原稿から顔を上げよう」と意識するだけでなく、顔を上げたくなるMCを作っておく。
これも、原稿を見ながら自然に話すための工夫なんです。
本番を想定して練習しておこう
ここまで原稿の使い方をご紹介しましたが、もちろん、準備なしで本番に臨むわけではありません。
僕は、MC台本が完成したら必ず声に出して練習しています。
目的は暗記することではなく、実際に読んだときに言葉に詰まらず、自然に話せるようにすることです。
本番で譜面台に原稿を置くなら、練習でも譜面台に置く。手に持って話すなら、実際に持って練習します。
さらに、ペットボトルやスマホをマイク代わりにして、本番と同じ状態で動作も確認しておきましょう。
僕がよくやっちゃうのが、「楽器を見せたいのに、片手に原稿、もう片手にマイクで両手がふさがっている…」なんてミス。笑


こうした問題は、実際に動いてみないと意外と気づかないものです。
本番で慌てないためにも、原稿を読むだけでなく、動作も含めて練習しておくと安心です。



原稿を暗記しないからといって、練習しなくていいわけじゃないよ!
本番前に、一度は口に出しておきたいね。



ぶっつけ本番で喋るところでした(笑)
共演者と一緒にMCをする場合はどうすればいいですか?



その場合はなおさら練習することをオススメするよ!
共演者との掛け合いも、事前に練習しておく
複数人でMCをする場合は、共演者との練習も欠かせません。
僕は、ほかの出演者に質問をする場合、事前に質問内容を共有しています。
さらに、回答もあらかじめ考えてもらい、そのうえで、話の流れもほぼ決めておきます。
なぜなら、共演者との掛け合いは、準備していないと特にグダりやすいからです。 笑
質問したものの、相手が何を答えたらいいかわからない。
答えてもらったけれど、そのあとどう話をつなげればいいかわからない。
そして流れる、気まずい沈黙(笑)



プロの芸人さんが出ているテレビ番組でさえ、作家さんによる台本があるんだから、素人同士のやりとりなんてなおさら準備が必要だよね(笑)
僕は、一緒にステージに立つメンバーにも安心して話してもらえるよう、そして何よりお客様に楽しんでいただけるよう、事前の確認と練習を大切にしています。
まとめ|暗記よりも、お客様に伝えることを大切に
今回は、僕が普段実践している、原稿を見ながらMCをするための工夫をご紹介しました。
- 原稿は、話の要所を確認しながら使う
- お客様に語りかけるときは、客席を見る
- 自然に顔を上げられる内容を原稿に入れる
この3つを意識するだけでも、原稿を読み上げるだけのMCから、お客様に語りかけるMCへと変えていけると思います。
MC台本は、必ずしも全部暗記する必要はありません。
大切なのは、原稿を見ないことではなく、伝えたいことをお客様に届けること。
読みやすい原稿を用意し、本番と同じ状態で練習しておく。
そして本番では、原稿を上手に使いながら、お客様との時間を楽しんでくださいね!
話すネタ、台本づくり、練習、話し方、例文まで。
悩みや目的に合わせて、必要な記事を探せます。








太田 駿祐
オーボエ奏者・コンサートデザイナー
札幌を拠点に、オーボエ奏者として活動しながら自主公演を企画。
演奏だけでなく、企画・MC・デザインまで自ら手がけています。









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