ピアノや音楽教室の発表会で司会を任されたものの、
「開演の挨拶は何と言えばいい?」
「出演者はどう紹介する?」
「演奏と演奏の間は何を話せばいい?」
と迷ってしまうこともあると思います。
この記事では、ピアノや音楽発表会で使いやすい司会・MCの例文を、発表会の流れに沿って紹介します。
ピアノ発表会をはじめ、管楽器・弦楽器・声楽などの音楽教室の発表会にも使える内容です。
教室の雰囲気や出演者の年齢に合わせて、必要な部分をアレンジして使ってください。
発表会の司会・MCで大切なこと
音楽発表会では、出演者の多くがプロの演奏家ではなく、生徒さんです。
中には初めて人前で演奏する子どもや、緊張しながらステージに立つ大人の生徒さんもいます。
そのため司会には、
- 発表会の流れをお客様に伝える
- 出演者を自然にステージへ送り出す
- 演奏する曲を紹介する
- 舞台転換や出入りの時間をつなぐ
- 出演者が安心して演奏できる雰囲気をつくる
といった役割があります。
司会が目立つ必要はありません。
これから演奏する人が気持ちよくステージに立てるように進行することを意識すると、発表会全体も自然にまとまりやすくなります。
1. 開演時の挨拶・オープニングMC
まずは来場へのお礼と、発表会が始まることを伝えます。
基本の例文
皆さま、本日は○○音楽教室発表会にお越しいただき、ありがとうございます。
ただいまより、○○音楽教室 第○回発表会を開演いたします。
どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください。
少しやわらかい雰囲気の発表会なら
本日はお忙しい中、○○音楽教室発表会にお越しいただき、ありがとうございます。
今日のために、出演者の皆さんはそれぞれ練習を重ねてきました。
温かい拍手で応援していただけましたら幸いです。
発表会では、最初から堅苦しくしすぎず、その教室らしい雰囲気に合わせると自然です。
2. 司会者の自己紹介
司会者が別にいる場合は、最初に簡単な自己紹介をしても構いません。
シンプルな例文
本日の司会を務めます、○○です。
出演者の皆さんが気持ちよく演奏できるよう進行してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
講師自身が司会をする場合
本日の進行を務めます、講師の○○です。
生徒の皆さんが今日まで取り組んできた演奏を、どうぞ最後までお楽しみください。
長い自己紹介は必要ありません。
名前と立場が伝われば十分です。
3. 出演者を紹介するとき
発表会では、演奏前に名前と曲名を紹介する進行がよく使われます。
基本の出演者紹介
続いて演奏するのは、○○さんです。
曲は、○○作曲《○○》。
それでは、どうぞお聴きください。
子どもの出演者を少しやわらかく紹介する場合
続いては、○○さんの演奏です。
今日演奏してくれるのは《○○》です。
○○さん、どうぞ!
演奏前にひと言添える場合
続いては、○○さんです。
この曲は、今回の発表会に向けて時間をかけて練習してきた一曲です。
○○作曲《○○》をお聴きください。
出演者一人ひとりについて長く話すと発表会全体が長くなりやすいため、紹介する内容は絞ると進行しやすくなります。
4. 曲について紹介するとき
曲について少し紹介すると、お客様も演奏を聴きやすくなります。
ただし、発表会では毎曲詳しく解説する必要はありません。
シンプルな曲紹介
次に演奏される《○○》は、○○が作曲した作品です。
親しみやすい旋律にも注目してお聴きください。
曲の雰囲気を伝える場合
この曲は、明るく軽やかな雰囲気が魅力の作品です。
○○さんがどのように演奏するのか、ぜひお楽しみください。
曲の解説よりも、これから始まる演奏に興味を持ってもらうことを意識すると自然です。
5. 講師演奏を紹介するとき
発表会の最後などに、講師演奏を行うこともあります。
例文
ここからは講師演奏をお楽しみいただきます。
演奏は、○○音楽教室講師の○○先生です。
曲は《○○》。どうぞお聴きください。
講師の経歴を紹介する場合も、長くなりすぎないよう今回の発表会に必要な内容を中心にまとめると聞きやすくなります。
6. 連弾・アンサンブルを紹介するとき
ピアノ連弾や家族・友人とのアンサンブルが入る発表会もあります。
ピアノ連弾の例文
続いては、○○さんと○○さんによるピアノ連弾です。
2人で息を合わせて演奏する《○○》を、どうぞお楽しみください。
家族や友人との共演の場合
次の演奏では、○○さんに加えて、ご家族の○○さんにもご出演いただきます。
お二人による《○○》をお聴きください。
共演者との関係が発表会の楽しさにつながる場合は、一言紹介してもよいでしょう。
7. 舞台転換・準備の時間をつなぐMC
楽器の移動、椅子や譜面台の設置、足台の交換などで少し時間が必要になることがあります。
そんなときは、無理に沈黙を埋めようとせず、短く話せば十分です。
次の出演者について話す
ただいま次の演奏の準備をしております。
続いてご出演いただくのは、○○さんです。
今日は《○○》を演奏してくださいます。
発表会について話す
出演者の皆さんは、今日の発表会に向けて、それぞれのペースで練習を重ねてきました。
普段のレッスンとは少し違うステージでの演奏を、引き続き温かく見守っていただければと思います。
準備が終わったら、話を無理に引き延ばさず演奏へ進みましょう。
8. 休憩前のアナウンス
発表会が長い場合は、途中に休憩を入れることもあります。
例文
ここで○分間の休憩といたします。
後半は○時○分から開始いたしますので、それまでにお席へお戻りください。
どうぞごゆっくりお過ごしください。
休憩時間だけでなく、再開する時刻も伝えるとわかりやすくなります。
9. 休憩後・後半開始のMC
例文
お待たせいたしました。
これより○○音楽教室発表会、後半の演奏を始めます。
引き続き、出演者の皆さんの演奏をお楽しみください。
前半と後半で出演者の年齢や内容が変わる場合は、それを一言紹介してもよいでしょう。
10. 記念品・花束を渡すとき
終演前後に、出演者へ記念品や花束を渡す発表会もあります。
記念品を渡す場合
ここで、本日出演された皆さんへ記念品をお渡しします。
出演者の皆さん、どうぞステージへお集まりください。
花束を渡す場合
続きまして、○○先生へ花束をお渡しします。
○○さん、お願いいたします。
舞台上の移動があるため、誰がどこへ動くのかを事前に確認しておくとスムーズです。
11. 写真撮影について案内するとき
発表会では、写真・動画撮影について案内が必要になることがあります。
撮影可能な場合
本日の発表会は、演奏の妨げにならない範囲で写真・動画を撮影していただけます。
撮影の際は、フラッシュやシャッター音などにご配慮ください。
撮影を控えてもらう場合
演奏中の写真・動画撮影はご遠慮くださいますようお願いいたします。
皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
会場や主催者によってルールが異なるため、実際の方針に合わせて変更してください。
12. アンコール・追加演奏をするとき
発表会の最後に講師や出演者が追加で演奏する場合。
アンコールに応える場合
温かい拍手をありがとうございます。
それでは皆さまからの拍手にお応えして、もう1曲演奏いたします。
曲名を紹介する場合
最後にお送りするのは《○○》です。
どうぞ最後までお楽しみください。
発表会では必ずしも「アンコール」という形式にせず、「最後にもう1曲」と紹介しても自然です。
13. 終演時の挨拶・締めのMC
最後は、出演者と来場者への感謝を伝えます。
基本の例文
以上をもちまして、○○音楽教室 第○回発表会を終演いたします。
本日は最後までお聴きいただき、ありがとうございました。
少し温かい雰囲気で締める場合
出演者の皆さん、本当にお疲れさまでした。
そして最後まで温かく演奏を見守ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。
どうぞお気をつけてお帰りください。
最後の挨拶も、長くまとめすぎる必要はありません。
発表会を支えてくれた人への感謝が伝われば十分です。
発表会のMCでは出演者が主役
発表会の司会を担当すると、
「何か面白いことを言わなければ」
「上手に進行しなければ」
と考えてしまうこともあるかもしれません。
でも、発表会の主役はあくまでステージで演奏する出演者です。
司会は、
出演者が安心して演奏でき、お客様が発表会の流れを迷わず楽しめるようにすること
を意識すれば十分です。
必要な情報を簡潔に伝えながら、演奏そのものを中心に進めていきましょう。
教室や発表会の雰囲気に合わせてアレンジしよう
同じ「音楽発表会」でも、
- 小さな子どもが中心の発表会
- 大人の生徒が中心の発表会
- ピアノ教室の発表会
- 複数の楽器が登場する発表会
- フォーマルなホール公演
- 家族中心のアットホームな発表会
では、適した言葉遣いが変わります。
この記事の例文をそのまま使うだけでなく、出演者やお客様に合わせて少しずつ言葉を変えてみてください。
話すネタ、台本づくり、練習、話し方、例文まで。
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