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鈴木英史の代表曲24選|吹奏楽の名曲を演奏動画つきで紹介

《大いなる約束の大地~チンギス・ハーン》《カントゥス・ソナーレ》《「鳳凰」~仁愛鳥譜》など、吹奏楽の魅力が詰まった作品を数多く手がける作曲家、鈴木英史。

歴史や神話から着想を得た大作、美しい歌を聴かせる作品、マーチやファンファーレまで、その作風は実に多彩です。全日本吹奏楽コンクールの課題曲や、小編成でも取り組める作品もあります。

この記事では、そんな鈴木英史の代表的な吹奏楽曲24作品を、特徴や聴きどころ、演奏動画とともにご紹介します。コンクールや演奏会の選曲はもちろん、新しいお気に入りの曲探しにもぜひご覧ください♪

目次

大いなる約束の大地~チンギス・ハーン

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約8分30秒

鈴木英史の代表作として、まず知っておきたい《大いなる約束の大地~チンギス・ハーン》。吹奏楽コンクールの自由曲としても取り上げられる、力強さと歌心をあわせ持つ作品です。

モンゴルの伝統的な歌唱形式「オルティンドー」と西洋の和声を結びつけた音楽で、チンギス・ハーンの生涯をそのまま描いた曲ではありません。

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カントゥス・ソナーレ

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約7分45秒

豊かな歌と響きをじっくり楽しみたいなら《カントゥス・ソナーレ》。「愛の3部作」の第2作として書かれ、鈴木英史を代表する吹奏楽作品のひとつです。

「歌」を意味するカントゥスと「響く」を意味するソナーレが題名の由来。力強い合奏のなかにも美しい旋律が息づき、ひとつの歌が楽団全体の響きへと広がっていくような音楽が魅力です。※掲載動画は改訂版です。

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「鳳凰」~仁愛鳥譜

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約6分45秒

《鳳凰》は「愛の3部作」の締めくくりにあたる作品。2004年に大津シンフォニックバンドの委嘱で作曲された、鮮烈な響きを持つ吹奏楽曲です。

中国の伝説の鳥「鳳凰」や不死鳥の物語、さらに手塚治虫『火の鳥』の世界観が発想のもとになっています。人類の滅亡と再生という大きなテーマを、鋭いリズムと劇的な音楽で表現。フルートやトランペットの活躍にも注目です。

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信長~ルネサンスの光芒

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約8分45秒

日本の戦国時代と西洋音楽の出会いを題材にした《信長~ルネサンスの光芒》。鈴木英史が手がけた「英雄の悲劇」シリーズの第1作です。

織田信長が生きた時代に伝来した西洋音楽と、日本の歴史を音楽のなかで重ねています。単純な合戦の描写ではなく、異なる文化が出会うことの面白さも込められた作品。歴史を知ってから聴くと、響きの意味がぐっと広がります。

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ライフ・ヴァリエーションズ~生命と愛の歌

作曲:鈴木英史

鈴木英史の「愛の3部作」の出発点となった《ライフ・ヴァリエーションズ~生命と愛の歌》。浜松交響吹奏楽団の委嘱で生まれた、生命と愛をテーマにした作品です。

題名にある「ヴァリエーションズ」は変奏曲のこと。素材となる音楽が姿を変えながら展開し、さまざまな感情や響きが現れます。《カントゥス・ソナーレ》《鳳凰》と続けて聴くと、連作としての魅力も見えてきます。

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「自由の鐘は空に渡る」~吹奏楽のための序曲

作曲:鈴木英史

晴れやかな響きが印象的な《自由の鐘は空に渡る》。吹奏楽コンクールの自由曲としても演奏される、躍動感のある序曲です。

鐘を思わせる響きと、勢いのある管楽器の音楽が組み合わさります。華やかな場面だけでなく、やわらかく歌う旋律にも耳を傾けたいところ。小編成向けの版もあるので、編成を考えながら選曲できます。

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ジェネシス

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約3分15秒

《ジェネシス》は、2022年度全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅲとして全国で演奏された作品。鈴木英史の音楽をコンパクトな時間で味わえる1曲です。

題名は「創世」「起源」といった意味を持つ言葉。限られた演奏時間のなかでも、音の重なりやフレーズの変化に豊かな表情があります。かつて課題曲として取り組んだ人も、改めて聴いてみてはいかがでしょうか。

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開闢の譜

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約8分

東日本大震災後の2012年、宮城県仙台第三高校吹奏楽部の委嘱で生まれた《開闢の譜》。新しい始まりを思わせる題名が印象的な作品です。

「開闢(かいびゃく)」は、天地が開けて世界が始まること。静かな場面と大きく広がる合奏の対比から、前へ進む力を感じさせます。作品の背景にある地域の歩みを知ると、響きの受け止め方も変わりそうです。

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「風を織る」~吹奏楽のためのセレナード

作曲:鈴木英史

美しい旋律を中心にした吹奏楽曲を探すなら《風を織る》。コンクール自由曲としても演奏される、歌心を大切にしたセレナードです。

セレナードは、もともと夕べに奏でる音楽などを意味する言葉。やわらかな音色を重ね、旋律を丁寧に受け渡す場面が魅力です。迫力ある作品が多い鈴木英史の、繊細な一面を楽しめます。

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吹奏楽のための「光の祭典」

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約7分30秒

華やかな吹奏楽の響きが好きな人に紹介したい《光の祭典》。広島県の一般吹奏楽団体による記念委嘱から生まれ、「響宴」でも取り上げられた作品です。

明るく輝く音色から、重厚な和音まで、管楽器の響きが色彩豊かに変化します。金管楽器の堂々とした存在感も印象的。演奏会の華やかなプログラムに加えたくなる1曲です!

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永遠の翼を持つイカルス

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約6分45秒

ギリシャ神話のイカルスに着想を得た《永遠の翼を持つイカルス》。空へ向かって羽ばたくイメージと、緊張感のある音楽が印象的です。

イカルスは太陽に近づきすぎて翼を失う神話上の人物。物語を知りながら聴くと、音楽の勢いと陰影がいっそう鮮やかになります。大編成版のほか小編成版も用意されています。

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3つの海の情景

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約10分

海のさまざまな姿を楽しめる組曲《3つの海の情景》。タイトルどおり、3つの異なる場面で構成されています。

「夜明け」「群島・波」「航海」という曲名が並び、静かな海から動きのある景色へと想像が広がります。自然を題材にした作品を探している人にもおすすめ。全曲を通した音色の変化を聴いてみてください。

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AWAKENING(目覚め)

作曲:鈴木英史

《AWAKENING(目覚め)》は、鈴木英史の比較的初期の吹奏楽作品。1999年開催の「響宴」第2回でも取り上げられました。

「目覚め」という言葉からどんな音楽を想像するでしょうか。吹奏楽が持つ豊かな音色を生かした作品で、作曲家の歩みを初期からたどる際にも外せない1曲です。

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ソング・アンド・レジェンド

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約7分

《ソング・アンド・レジェンド》は、名前のとおり歌とファンファーレという対照的な2曲でできた作品。通常編成の楽譜ですが、小編成でも取り組めるよう工夫されています。

第1曲「ソング」はピアノが示す旋律をもとに、音色や和声が変化します。第2曲「レジェンド」では、共通の音楽の素材が堂々としたファンファーレに。2つの曲のつながりを探して聴くのも楽しいですよ。

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祝典のためのコラール

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約7分30秒

「響宴」の記念すべき第1回で演奏された《祝典のためのコラール》。鈴木英史の初期の代表的な吹奏楽作品を知るうえで、紹介しておきたい1曲です。

コラールとは、もともと賛美歌などのように声部が重なって進む音楽のこと。ゆったりとした響きの積み重ねを楽しめる、式典にも似合う作品です。

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ファンファーレ・レジェンド・ワン

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約4分30秒

鈴木英史らしい堂々とした金管楽器の響きが魅力の《ファンファーレ・レジェンド・ワン》。演奏会の開幕にふさわしいファンファーレ作品です。

厳かな導入から、親しみやすい旋律を経て、輝かしいクライマックスへと進みます。短い時間のなかで雰囲気が変わるため、コンサートの最初の1曲としても印象的です。

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マーチ「スパイラル・タワー」

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約4分

明るい行進曲を探しているなら《スパイラル・タワー》もチェック! 東海大学付属高輪台高校のカナダ演奏旅行に向けた作品から生まれたマーチです。

異なる国の人々が音楽を通して出会うことをテーマにした原曲に、躍動的なマーチの部分が加えられました。すっきりしたリズムと伸びやかなメロディーが魅力。演奏会のオープニングにも合いそうです。

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小組曲「パラドックスの箱」

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約8分5秒

短い楽章を組み合わせて楽しめる《パラドックスの箱》。2016年にフォスターミュージックの委嘱で書かれた、全5曲の小組曲です。

各曲の並べ方や一部の省略について柔軟な演奏方法が示されているのが特徴。同じ音楽でも順番によって違った表情を持つという、タイトルの意味も面白いところです。

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ヴィヴァ・マッシー~真島俊夫氏の60歳を祝って

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約4分30秒

吹奏楽ファンにはおなじみの作曲家・真島俊夫の60歳を祝って書かれた《ヴィヴァ・マッシー》。鈴木英史がポップスの楽しさを表現した、遊び心あふれる作品です。

真島作品の編曲スタイルへの敬意を込め、どこかで聴いたような旋律や雰囲気が次々に現れます。明るく親しみやすい音楽なので、コンサートのアンコールにもぴったりです!

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「クラウディオ」~偉大なる太陽(ヴィヴァ・マッシーII)

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約4分40秒

《ヴィヴァ・マッシー》の流れをくむ、陽気なサンバ作品が《クラウディオ~偉大なる太陽》。明るいリズムでコンサートを盛り上げたいときにおすすめです。

打楽器がつくるラテンのリズムと、管楽器の華やかなメロディーが印象的。壮大な自由曲とは違う、鈴木英史の軽やかで楽しい一面を味わえます。

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行進曲「天つ矛~Lightning Spear」

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約4分

陸上自衛隊中央音楽隊の委嘱によって2025年に誕生した《天つ矛》。新しい鈴木英史作品を探している人にも紹介したい、重厚な行進曲です。

行進曲らしい明快なリズムのなかに、凛とした表情と熱気が感じられます。2025年2月、すみだトリフォニーホールで初演された作品です。

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吹奏楽のための「シンフォニーズ」

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約6分30秒

2025年の「バンド維新」で発表された《吹奏楽のための「シンフォニーズ」》。鈴木英史の本格的な音楽を、中学生も演奏できる形にした新しい作品です。

《交響曲第1番》の動機を用い、一つの旋律が形を変えながら豊かな響きへと広がっていきます。美しいメロディーを追うだけでなく、音の重なりの変化そのものを楽しみたい1曲です。

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モーニング・スターズ

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約4分40秒

《モーニング・スターズ》は、1993年に宮崎県の新しいホールのために作曲された祝典作品。題名には、未来への希望を託す思いが込められています。

冒頭にトランペットやオーボエなどが示す主題が、さまざまな楽器へ受け渡され、姿を変えながら進みます。明るさだけでなく、変化に富んだ展開も楽しい1曲です。

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ファンファーレ “S-E-A”

作曲:鈴木英史 / 演奏時間:約3分40秒

《ファンファーレ “S-E-A”》は、精華女子高校吹奏楽部のために書かれた演奏会のオープニング曲。2001年に委嘱された、華やかな作品です。

曲名のS・E・Aは学校名「SEIKA」に含まれる文字から選ばれ、音名にも結びつけられています。トランペットに始まる力強い響きと、続く木管楽器の旋律を楽しめます。

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作曲家について

鈴木英史(1965年生まれ)は、東京都出身の作曲家・編曲家。東京藝術大学大学院で作曲を学び、吹奏楽を中心に幅広く活動しています。《カントゥス・ソナーレ》《大いなる約束の大地~チンギス・ハーン》などの代表作を持ち、2022年度全日本吹奏楽コンクール課題曲《ジェネシス》も作曲。日本の伝統音楽と西洋音楽の響きを結びつけた作品や、親しみやすい演奏会用作品も手がけています。

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