《ラッキードラゴン》《梁塵秘抄》《シンフォニエッタ第2番「祈りの鐘」》など、吹奏楽のための魅力的な作品を数多く生み出している作曲家、福島弘和。
壮大なコンクール自由曲から、日本の歴史や文学を題材にした作品、美しい旋律を楽しめる小編成向けの作品まで、その作風は実に多彩。実は《稲穂の波》《道祖神の詩》《行進曲「春」》という、3つの全日本吹奏楽コンクール課題曲も手がけています。
この記事では、そんな福島弘和の代表的な吹奏楽曲27作品を、特徴や聴きどころ、演奏動画とともにご紹介します。コンクールや演奏会の選曲はもちろん、知らなかったお気に入りの曲を見つけるきっかけにも、ぜひご覧ください♪
ラッキードラゴン~第五福竜丸の記憶~
作曲:福島弘和
福島弘和の代表曲といえば、まずこの作品を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。《ラッキードラゴン》は、コンクール自由曲としても知られる、強いメッセージ性を持った吹奏楽作品です。
題材は、1954年にビキニ環礁で行われた水爆実験によって被ばくした日本の漁船「第五福竜丸」。静かな祈りを思わせる音楽と、激しく緊迫した響きが対照的です。美しい旋律の奥にある歴史的な出来事を知ると、作品の持つ重みがさらに伝わってきます。
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梁塵秘抄~熊野古道の幻想~
作曲:福島弘和
日本の伝統的な響きを持つ吹奏楽曲を探しているなら、ぜひ聴いてほしい《梁塵秘抄》。世界遺産として知られる熊野古道を題材にした、荘厳で幻想的な作品です。
「梁塵秘抄」は、平安時代末期に後白河法皇が編纂した歌謡集の名前。古くから人々が祈りを捧げてきた熊野の地と、当時の歌謡文化が作品の背景にあります。和太鼓や締太鼓などの響きに加え、フルートとファゴットの美しい掛け合いも聴きどころ。日本的な旋律と吹奏楽の豊かな響きが楽しめる1曲です!
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シンフォニエッタ第2番「祈りの鐘」
作曲:福島弘和
福島弘和の本格的な器楽作品を楽しみたい人におすすめなのが《シンフォニエッタ第2番「祈りの鐘」》。作曲者の代表作のひとつで、コンクール自由曲としても取り上げられています。
「シンフォニエッタ」とは、小規模な交響曲という意味を持つ言葉。特定の物語を順番に描くのではなく、音楽そのものの構成や響きの変化をじっくり楽しめる作品です。緊張感のある音楽と、祈りを思わせる豊かな響きの対比に注目して聴いてみてください。
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百年祭
作曲:福島弘和
《百年祭》は、学校の歴史と、その歩みを支えてきた人々への思いを感じさせる吹奏楽作品。福島弘和の代表作として知られ、小編成でも取り組める作品です。
この作品は、創立100周年を迎えながら、統廃合によって閉校する奈良県立城内高等学校のために作曲されました。初演したのは、最後まで活動を続けた吹奏楽部員10人。華やかな祝典の裏にある別れの寂しさや、100年の歴史への思いが込められています。特に最後の穏やかな部分は、学校の歩みを噛みしめるように聴きたいところです。
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交響的詩曲「走れメロス」
作曲:福島弘和 / 演奏時間:約6分30秒
国語の教科書でもおなじみの物語が、吹奏楽作品になっているのをご存じでしょうか。《走れメロス》は、太宰治の同名小説を題材にした、ドラマチックな交響的詩曲です。
親友との約束を守るため、困難を乗り越えて走り続けるメロス。その必死な姿や心の葛藤、友情と信頼というテーマが、起伏に富んだ音楽と結びついています。物語を知っている人なら、どの場面を思わせる音楽なのか想像しながら楽しめそうですね。大編成版と小編成版が出版されています。
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稲穂の波
作曲:福島弘和
福島弘和の初期の代表曲として知られる《稲穂の波》。1998年度全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅱとして、多くの吹奏楽団に演奏された作品です。
題材となったのは、日本の田園風景。夏の青空のもとで育つ青々とした稲や、秋に黄金色へと実り、風になびく稲穂など、季節によって表情を変える水田の姿が音楽で描かれています。懐かしさを感じさせる旋律と、自然の広がりを思わせる響きが魅力。2022年には小編成向けの版も出版されています。
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道祖神の詩
作曲:福島弘和
2000年度全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅰとして知られる《道祖神の詩》。1998年の《稲穂の波》に続いて課題曲に選ばれた、福島弘和の初期の重要な作品です。
「道祖神」は、道端や村の境界などに祀られ、旅の安全や地域を守る存在として信仰されてきた神様。そんな日本の民間信仰を思わせるタイトルが印象的です。親しみやすい旋律やリズムの変化を楽しみながら、福島弘和の若いころの作風に触れてみたい1曲です。
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行進曲「春」
作曲:福島弘和
福島弘和が手がけた3つ目の全日本吹奏楽コンクール課題曲が、2019年度課題曲Ⅲの《行進曲「春」》。明るく前向きな雰囲気が魅力の、親しみやすいマーチです。
実はこの作品、当初はマーチ以外の曲を依頼されたものの、作曲者の希望でマーチとして書かれたそう。チェコの作家カレル・チャペックの『園芸家の十二カ月』に登場する「芽の行進曲」という発想から、タイトルが生まれました。2拍子の自然な足取りと、春の芽吹きを思わせる軽やかな音楽も魅力です。
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シンフォニエッタ第3番「響きの森」
作曲:福島弘和
《祈りの鐘》とあわせて聴いてほしい、福島弘和の《シンフォニエッタ第3番「響きの森」》。大編成の吹奏楽ならではの響きと、音楽の構成を楽しめる本格的な器楽作品です。
タイトルにある「森」は、実際の森の風景を描いたものではなく、さまざまな音が響き合う様子を森にたとえたもの。木管楽器の細かな動きや、主題が形を変えながら広がっていく展開に注目すると、音楽の面白さがより伝わってきます。物語性とは違う福島弘和の魅力を味わえる1曲です。
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交響詩曲「西遊記」
作曲:福島弘和
孫悟空の冒険を吹奏楽で楽しめる《西遊記》。中国の古典小説を題材にした、物語性豊かな交響詩曲です。演奏会でもコンクールでも楽しめそうな、ドラマチックな作品を探している人におすすめ!
三蔵法師と孫悟空、猪八戒、沙悟浄が天竺を目指して旅をする、おなじみの冒険物語。さまざまな試練や妖怪との戦いを思い浮かべながら聴くと、音楽の変化がいっそう楽しく感じられそうです。勇壮な響きと美しい旋律の対比にも注目したい1曲です。
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アトラス~夢への地図~
作曲:福島弘和 / 演奏時間:約7分
小編成のコンクール自由曲を探している人にも人気の《アトラス~夢への地図~》。未来への希望を感じさせる、前向きな吹奏楽作品です。
「アトラス」とは地図帳のこと。作曲者は、自分の夢や希望へたどり着くまでの道のりが描かれた地図をイメージして、この曲を書いたそうです。ときには力強く、ときには優しく展開する音楽を聴いていると、これから始まる冒険への期待が膨らみます。大編成版のほか、18人編成などの小編成版もあります。
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祝典序曲「祈りは時の流れに輝く」
作曲:福島弘和 / 演奏時間:約7分
華やかな演奏会の幕開けにも似合う、福島弘和の祝典序曲。《祈りは時の流れに輝く》は、力強さと温かさをあわせ持つ吹奏楽作品です。
祝典的なファンファーレと、祈りを思わせる美しい旋律が魅力。明るく華やかな場面だけでなく、ゆったり歌う音楽にも耳を傾けてみてください。晴れやかな雰囲気のなかに、静かな思いや願いを感じられる作品です。
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交響的詩曲「蜘蛛の糸」
作曲:福島弘和
福島弘和には、芥川龍之介の小説を題材にした3つの交響的詩曲があります。その第1作が《蜘蛛の糸》。文学作品の世界を、吹奏楽ならではの表現で楽しめる1曲です。
原作は、地獄に落ちた男カンダタのもとに、極楽から蜘蛛の糸が垂らされるという物語。助かりたいという願いと、人間の身勝手さが描かれています。救いへの希望と緊張感に満ちた原作を思い浮かべながら、音楽がどのような表情を見せるか楽しんでみてください。
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交響的詩曲「羅生門」~彼の行方は誰も知らない
作曲:福島弘和
芥川龍之介三部作の第2作は《羅生門》。平安時代の荒れ果てた京都を舞台にした短編小説を題材とする、緊張感のある吹奏楽作品です。
原作に登場するのは、仕事を失った下人と、羅生門の楼上で出会う老婆。生きるために何を選ぶのかという、人間の心の揺れが描かれます。「彼の行方は誰も知らない」という副題も印象的で、暗い情景と不安定な心理を想像しながら聴きたい1曲です。
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交響的詩曲「地獄変」
作曲:福島弘和
芥川龍之介三部作の第3作となる《地獄変》。画家の芸術への執念と、そのために生まれる悲劇を描いた小説を題材にした、強烈な印象を残す吹奏楽作品です。
原作では、絵師の良秀が地獄の絵を描くため、常軌を逸した要求をしていきます。この吹奏楽曲では物語を順番に追うのではなく、良秀の娘の視点から、最期に浮かぶ記憶を想像して構成されているそう。変拍子や緊張感のある響きも印象的で、《蜘蛛の糸》《羅生門》と聴き比べたい作品です。
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繭の夢~竜の舞う空~
作曲:福島弘和 / 演奏時間:約7分
日本的な雰囲気を持つ小編成作品を探している人におすすめなのが《繭の夢~竜の舞う空~》。2008年に宮城県の小牛田農林高等学校の創立120周年を記念して作曲されました。
題材となっているのは、一つの繭玉から未来へとつながる夢や希望。和風の旋律と和太鼓の響きが特徴で、金管楽器の力強いサウンドと木管楽器の美しい音色が対照的に広がります。少人数でも充実した演奏ができる、コンクール自由曲の候補としても注目したい1曲です。
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風姿花伝~秘すれば花~
作曲:福島弘和
日本の伝統芸能を題材にした吹奏楽曲が好きなら、《風姿花伝》もおすすめ。能楽を大成させた世阿弥の著作から着想を得た作品です。
「秘すれば花」は、世阿弥の『風姿花伝』に登場する有名な言葉。すべてを見せるのではなく、秘めることで生まれる魅力について考えさせられます。能楽の持つ静けさや緊張感を思わせる題材と、吹奏楽の豊かな響きが重なる作品。小編成版も制作されています。
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桜華幻想
作曲:福島弘和 / 演奏時間:約8分
桜を題材にした作品を探している人には、《桜華幻想》もおすすめ。日本の春を象徴する花の美しさと生命力を感じさせる、色彩豊かな吹奏楽作品です。
作曲のきっかけとなったのは、桜を詠んだ松尾芭蕉の俳句。福島弘和は、桜そのものの美しさだけでなく、花を眺める人々が過去の思い出や失ったものを振り返る心の動きを音楽にしようと考えたそうです。2004年の新潟県中越地震を経て、毎年変わらず咲く桜が人々に生きる力を与えてくれる、そんな願いも込められています。
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狂詩曲「祭り」~津軽の鼓動
作曲:福島弘和 / 演奏時間:約7分
お祭りの熱気を感じられる吹奏楽曲が好きな人に、ぜひ聴いてほしい《祭り~津軽の鼓動》。青森県立黒石高等学校の委嘱で作曲された、躍動感あふれる作品です。
題材は青森県津軽地方の「ねぷた祭り」。祭りで聞かれる独特のリズムや、踊り手たちの掛け声などから着想を得ています。静かな始まりから次第に勢いを増していく音楽が魅力で、最後には祭りの熱気が一気に広がるような盛り上がりを見せます。小編成向けの版も制作されています。
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夢への冒険
作曲:福島弘和 / 演奏時間:約7分(吹奏楽版)
福島弘和の明るく親しみやすい一面を楽しみたいなら《夢への冒険》!もともとは大阪市立三国中学校のために作曲された8人のアンサンブル作品で、その後、小編成の吹奏楽版も制作されました。
委嘱した先生からの依頼は、「ディズニーアニメーションで使われているような曲」。そのイメージをもとに、前半はロマンティックで歌心のある音楽、後半はジャズ風の軽快な音楽として書かれています。ボンゴやコンガのリズムも聴きどころで、夢に向かって冒険するような楽しい気分になれる1曲です!
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クラムボンはわらつたよ
作曲:福島弘和
一度聞いたら忘れられない、不思議なタイトルの吹奏楽曲。《クラムボンはわらつたよ》は、宮沢賢治の童話『やまなし』に登場する言葉を題材にした作品です。
原作では、川の底に暮らす二匹の蟹の子どもたちが、不思議な存在「クラムボン」について語り合います。クラムボンが何なのかは明確に説明されておらず、読む人の想像に委ねられています。水の中の幻想的な世界を思い浮かべながら聴くと、さまざまな解釈を楽しめそうですね。
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注文の多い料理店〈音楽と語りのための〉
作曲:福島弘和 / 演奏時間:約28分
福島弘和の作品には、吹奏楽だけでなく、語りと音楽を組み合わせたものもあります。《注文の多い料理店》は、宮沢賢治の名作童話を題材にした、約28分にわたる大作です。
山の中で道に迷った二人の紳士が、不思議な西洋料理店へと入っていく物語。次々と現れる奇妙な注文に従ううちに、思いがけない展開が待ち受けています。語りと吹奏楽によって物語が進むため、通常のコンサートとはひと味違う楽しみ方ができる作品です。
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プリムローズ~妖精のいたずら~
作曲:福島弘和
少人数の吹奏楽団にも紹介したい《プリムローズ~妖精のいたずら~》。足立ジュニア吹奏楽団の創立30周年を記念して、2021年に作曲された作品です。
「プリムローズ」は、春に咲く花の名前。そこに「妖精のいたずら」という副題がつけられています。小さな妖精が次々と姿を現すような、かわいらしく不思議な世界を想像しながら楽しみたい1曲。壮大な作品とは違う、福島弘和の親しみやすい魅力が感じられます。
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舞姫の袖羽風
作曲:福島弘和
日本的な響きと舞のイメージが印象的な《舞姫の袖羽風》。和風の吹奏楽曲を探している人に、ぜひ知ってほしい作品です。
タイトルの「袖羽風」からは、舞姫が袖をひるがえすときに生まれる風のような動きが思い浮かびます。優雅さと躍動感をあわせ持つ舞の世界を想像しながら、吹奏楽の響きの変化を楽しんでみてください。日本の伝統的な情景をイメージできる1曲です。
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アウレオラ
作曲:福島弘和
《アウレオラ》は、福島弘和の吹奏楽作品のなかでも、神秘的なタイトルが印象に残る1曲。落ち着いた雰囲気や豊かな響きを楽しみたい人にも注目してほしい作品です。
「アウレオラ」は、光輪や後光を意味する言葉。宗教画などで人物の頭のまわりに描かれる光を思い浮かべる人もいるかもしれません。タイトルが持つ神聖なイメージを手がかりに、作品の響きや表情をじっくり味わってみたい1曲です。
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リチュアル・ファンタズマ
作曲:福島弘和 / 演奏時間:約9分
2026年の福島弘和作品集のために作曲された、新しい吹奏楽作品。《リチュアル・ファンタズマ》は、打楽器が中心となって活躍する、力強い大編成向けの1曲です。
「リチュアル」は儀式、「ファンタズマ」は幻想的なものを意味し、タイトルには「幻想的な儀式」「儀式によって現れた幻」といったイメージが込められています。土俗的で原始的な力強さを持つ音楽が特徴。フルート、オーボエ、クラリネット、アルトサクソフォーンなどのソロもあり、打楽器だけでなく管楽器の表現にも注目したい作品です。
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天つ御空の願い
作曲:福島弘和 / 演奏時間:約7分
最後は、2026年に出版された小編成向けの作品をご紹介!《天つ御空の願い》は、神戸市立鵯台中学校吹奏楽部の委嘱によって作曲された、美しい空をテーマにした1曲です。
作曲のきっかけとなったのは、学校の音楽室から見える空の美しさ。青く澄んだ朝の空や、夕暮れの赤い空など、それぞれが思い浮かべる美しい空へ願いを届けるイメージが込められています。地域で親しまれる和太鼓の響きも取り入れられ、フルートやアルトサクソフォーンのソロも聴きどころ。10人台から演奏できる、温かな思いの詰まった作品です。
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作曲家について
福島弘和(ふくしま・ひろかず)は、日本の作曲家。東京音楽大学器楽科を卒業し、同大学研究科を修了。オーボエを浜道晁、作曲を有馬礼子に師事しました。
吹奏楽やオーケストラを中心に作品を発表し、1999年には朝日作曲賞を受賞。《ラッキードラゴン》《シンフォニエッタ第2番「祈りの鐘」》《走れメロス》など、多彩な作品で知られています。コンクール自由曲だけでなく、課題曲や語りを伴う音楽作品も手がけています。