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全日本吹奏楽連盟の歴史|設立から現在までの歩み

吹奏楽コンクール資料室 情報確認:2026年10月29日

全日本吹奏楽連盟の歴史は、1939年の「大日本吹奏楽連盟」結成から始まります。 戦争による活動の中断と戦後の再建を経て、全国組織の整備、法人化、アンサンブルやマーチングなど事業の拡大へとつながってきました。

全日本吹奏楽連盟の歴史

全日本吹奏楽連盟は1939年11月11日に大日本吹奏楽連盟として結成されました。 戦後に組織を再建し、1973年に社団法人、2013年に一般社団法人へ移行。 現在は全日本吹奏楽コンクールをはじめ、複数の全国大会や吹奏楽振興事業を行っています。

全日本吹奏楽連盟の歴史を年表で見る

まず、連盟の歩みに関わる主な出来事を年代順にまとめます。

1937年
大日本吹奏楽連盟の結成促進決議式を開催
1939年
大日本吹奏楽連盟を結成
1940年
第1回全日本吹奏楽コンクールを開催
1943年
第二次世界大戦のため第4回全日本吹奏楽コンクールを中止
1953年
全日本吹奏楽連盟の再建を決議
1954年
全日本吹奏楽連盟結成式を開催
1956年
戦後初となる第4回全日本吹奏楽コンクールを開催
1960年
全国9地区連盟による全国組織が確立
1973年
社団法人 全日本吹奏楽連盟として発足
1978年
第1回全日本アンサンブルコンテストを開催
1982年
第1回全日本小学校バンドフェスティバルを開催
1988年
第1回全日本マーチングフェスティバルを開催
2013年
一般社団法人へ移行
2020年
新型コロナウイルス感染拡大により主要全国大会を中止
2021年
全日本吹奏楽コンクールなど全国大会を再開

1930年代|全国組織が生まれるまで

全日本吹奏楽連盟が結成される以前から、各地域では吹奏楽連盟の組織化が進められていました。

1934
東海吹奏楽連盟が結成

公式沿革で確認できる、全国組織成立以前の地域連盟のひとつです。

1936
全関東吹奏楽団連盟・兵庫県吹奏楽連盟が結成
1937
大日本吹奏楽連盟結成促進決議式

5月15日、名古屋市の鶴舞公園音楽堂で開催されました。 翌16日には合同大演奏会も行われています。

1939
大日本吹奏楽連盟が結成

11月11日、東京・日比谷松本楼で結成されました。 関東・関西・東海の代表者が出席し、規約の審議や結成式、合同演奏などが行われました。 この日が現在の全日本吹奏楽連盟の設立日とされています。

1940〜1950年代|コンクール開始、戦争による中断と再建

連盟結成の翌年、1940年には第1回全日本吹奏楽コンクールが大阪で開催されました。

1940年 第1回全日本吹奏楽コンクール

大阪朝日会館を中心に開催され、行進演奏とステージ演奏の両方が審査されました。

1943年 戦争によりコンクール中止

第二次世界大戦のため、第4回全日本吹奏楽コンクールは開催されませんでした。

1953年 全日本吹奏楽連盟の再建を決議

11月15日に連盟再建が決議され、戦後の全国組織再建が進められました。

1956年 全国コンクール再開

12月9日、大阪府立体育館で戦後初となる第4回全日本吹奏楽コンクールが開催されました。

1960〜1970年代|全国組織の整備と社団法人化

戦後の再建後は、各地域の吹奏楽連盟の整備が進み、全国組織としての基盤が固められていきました。

1960
全国9地区連盟による組織が確立

中国・北陸両連盟が承認され、公式沿革では「全国9地区連盟により全日本の組織が確立された」と記録されています。

1961
東京都吹奏楽連盟が関東支部から独立

これにより全国10支部となりました。

1971
社団法人化へ向けた準備を開始

研究会や準備委員会の設置、定款作成などが進められました。

1973
社団法人 全日本吹奏楽連盟として発足

文化庁の認可を受け、4月1日に社団法人全日本吹奏楽連盟として発足しました。 5月には第1回設立総会が開催され、8月には会報第1号が発行されています。

1978〜1980年代|全国事業が広がる

1970年代後半からは、吹奏楽コンクール以外の全国事業も次々に始まりました。

1978

全日本アンサンブルコンテスト

2月11日、武蔵野音楽大学ベートーベンホールで第1回大会が開催されました。

1978

全日本吹奏楽祭

創立40周年記念事業のひとつとして、第1回全日本吹奏楽祭が開催されました。

1982

全日本小学校バンドフェスティバル

11月7日、東京・簡易保険ホールで第1回大会が開催されました。

1988

全日本マーチングフェスティバル

創立50周年記念事業として、第1回全日本マーチングフェスティバルが開催されました。

1980年には東京・九段に「吹奏楽センター」が開設され、事務局の移転と資料室の設置も行われました。 コンクールを中心とした組織から、アンサンブル、小学生バンド、マーチングなど幅広い吹奏楽活動を支える全国組織へと事業が拡大していきます。

2013年|一般社団法人へ移行

2013年4月1日、全日本吹奏楽連盟は一般社団法人へ移行しました。

2013
一般社団法人 全日本吹奏楽連盟へ

現在の正式名称は「一般社団法人 全日本吹奏楽連盟」、 英文名は「All Japan Band Association」です。

現在の定款では、吹奏楽および管・打楽器による音楽の普及・向上を図り、 日本の芸術文化の発展に寄与することを目的として定めています。

2020年|新型コロナウイルスによる全国事業の中止

2020年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、全日本吹奏楽連盟の主要な全国大会が相次いで中止されました。

2020年度に中止された主な全国事業

全日本吹奏楽コンクール、全日本小学生バンドフェスティバル、 全日本マーチングコンテスト、全日本アンサンブルコンテストが中止となりました。

2021年には全日本吹奏楽コンクールなどの全国大会が再開されました。

現在の全日本吹奏楽連盟

現在の全日本吹奏楽連盟は、全日本吹奏楽コンクールだけでなく、 全日本小学生バンドフェスティバル、全日本マーチングコンテスト、 全日本アンサンブルコンテストなどの全国大会を開催しています。

2025年度の「加盟団体に関する実態調査報告」では、全国の加盟団体数は 13,164団体。 小学校・中学校・高等学校・大学・職場・一般の団体が加盟しています。

出典・参考資料

一般社団法人 全日本吹奏楽連盟「連盟の概要・沿革」

一般社団法人 全日本吹奏楽連盟「定款」

一般社団法人 全日本吹奏楽連盟「80年史」

一般社団法人 全日本吹奏楽連盟「加盟団体に関する実態調査報告 2025年度」

資料確認:2026年10月29日

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