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フランコ・チェザリーニの代表曲44選|吹奏楽の名曲を演奏動画つきで紹介

雄大なアルプスの山々、深海に広がる未知の世界、日本の浮世絵、そしてヨーロッパ各地の民謡。こうした多彩な題材から吹奏楽作品を生み出してきた作曲家、フランコ・チェザリーニ(Franco Cesarini)。

《アルプスの詩》《青い水平線》などの交響詩で知られる一方、近年は吹奏楽のための交響曲も3作品発表しています。民族音楽を生かした親しみやすい組曲から、本格的な大編成作品まで、幅広いレパートリーを持つ作曲家です。

この記事では、フランコ・チェザリーニの代表的な吹奏楽曲44作品を、特徴や成立背景、演奏動画とともにご紹介します。コンクール自由曲や定期演奏会の選曲、新しいお気に入りの曲探しに、ぜひ役立ててください♪

目次

交響詩「アルプスの詩」

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約23分

《アルプスの詩》は、チェザリーニを代表する大規模な吹奏楽作品。スイスの雄大なアルプスを題材に、自然の風景と人間の精神世界を結びつけた交響詩です。

音楽は「霧」「憂鬱」「突然の光」「精神的な働き」「山の放牧」「嵐」「神聖な境地」という7つの部分が連続して展開します。激しい嵐だけでなく、静寂や祈りを思わせる場面にも注目。約23分にわたる壮大な音楽の旅を楽しめます。

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青い水平線(ブルー・ホライズン)

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約15分30秒

《青い水平線》は、神秘的な海の世界を描いた全3楽章の吹奏楽作品。深海の生物から巨大な海洋生物まで、普段は目にすることのできない世界を音楽で表現しています。

第1楽章「発光生物」では暗い深海に生きる生物、第2楽章「リヴァイアサン対クラーケン」では巨大な生物同士の戦い、第3楽章「シロナガスクジラ」では美しいクジラの姿と海洋環境への懸念が描かれます。海の生命と自然環境に目を向けた作品です。

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ビザンティンのモザイク画

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約20分(2022年改訂版)

《ビザンティンのモザイク画》は、イタリアのヴェネツィアとパレルモにある教会のモザイク画から着想を得た、全3楽章の交響的作品。グレゴリオ聖歌の旋律を音楽的な素材として使用しています。

各楽章が描くのは「キリストの降誕」「エルサレムの神殿」「復活の天使」。宗教画の荘厳な世界を、色彩豊かな吹奏楽の響きで味わえます。なお、2022年には編成や記譜を見直した改訂版が出版されました。

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交響曲第1番「アークエンジェルズ」

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約33分

チェザリーニが長年構想を温め、2016年に出版した吹奏楽のための交響曲第1番。全4楽章にはそれぞれ、大天使ガブリエル、ラファエル、ミカエル、ウリエルの名前が付けられています。

グレゴリオ聖歌に由来する旋律を発展させた、重厚で緻密な音楽が特徴です。ただし、作曲者はこの曲を特定の物語を描く標題音楽ではないと説明しています。各楽章の題名から受ける印象と、純粋な交響曲としての構成をあわせて楽しみたい大作です。

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交響曲第2番「江戸の情景」

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約45分

《江戸の情景》は、歌川広重の浮世絵『名所江戸百景』から着想を得た全5楽章の交響曲。日本の伝統的な旋律も取り入れながら、江戸の街並みや四季の風景を描いています。

増上寺の雪景色、にぎわう市街地、日暮里の庭園、多摩川沿いの桜、千住大橋といった風景が、音楽の題材になっています。5つの楽章が中心を挟んで対称的に配置されるアーチ形式も特徴。日本の風景を海外の作曲家がどのような響きで表現しているのか、聴き比べてみたい作品です。

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交響曲第3番「都市の風景」

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約25分

交響曲第3番《都市の風景》は、アメリカのシカゴを題材にした全3楽章の作品。自然や神話ではなく、現代都市の建築物や人々の暮らしを音楽で描いています。

「夜明けから正午までのリグレー・ビル」「青いシルエット」「クラウド・ゲート」という3つの楽章で構成。街の朝の活動、建築物の姿、都市の光景が表現されます。共通する主題が楽章を結びつける構成にも注目です。

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ハーレクイン

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約8分

《ハーレクイン》は、1995年にスイスの吹奏楽指揮者連盟の創立50周年を記念して作曲された序曲。鮮やかな金管楽器と技巧的な木管楽器の動きが印象的です。

上昇・下降する旋律と緻密なリズムが作品全体を結びつけています。冒頭の活発な音楽が中間部では違う表情で現れ、最後は勢いのあるプレストへ。演奏会の幕開けにも似合う華やかな作品です。

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ブルガリア舞曲 パートⅠ

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約11分

《ブルガリア舞曲 パートⅠ》は、ブルガリア民謡を素材にした全4楽章の自由な狂詩曲。チェザリーニの民族音楽への関心がよく表れた作品です。

ブルガリアの伝統音楽には、独特の不規則な拍子や、長い歴史を持つ旋律が数多くあります。そうした特徴を現代の吹奏楽の豊かな楽器法と組み合わせているのが魅力。普段の吹奏楽とはひと味違うリズム感を楽しめます。

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ギリシャ民謡組曲

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約9分30秒

《ギリシャ民謡組曲》は、ギリシャの伝統的な歌と舞曲を題材にした全3楽章の作品。グレード3程度の比較的取り組みやすい難度で、民族音楽の魅力を楽しめる吹奏楽曲です。

第1楽章では7/8拍子のカラマティアノス、第2楽章ではクレタ島の古い歌、第3楽章ではシルタキのリズムが登場します。素朴な民謡の旋律から華やかな舞曲まで、短い時間のなかにギリシャ音楽のさまざまな表情が詰まっています。

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ギリシャ民謡組曲 第2番

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約10分30秒

人気の《ギリシャ民謡組曲》に続く第2作。ギリシャの伝統舞曲と民謡を素材にした全3楽章の作品で、前作とあわせて演奏会の選曲候補にしたいレパートリーです。

収録されているのは「サミオティッサ」「カト・スト・ヤロ」「ハサポセルヴィコ」の3曲。ギリシャの踊りに特徴的なリズムと、歌うような旋律の両方を楽しめます。前作との聴き比べも面白いですね。

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トム・ソーヤ組曲

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約12分

《トム・ソーヤ組曲》は、マーク・トウェインの小説『トム・ソーヤの冒険』を題材にした全5楽章の吹奏楽組曲。作曲者が子どもの頃に親しんだ物語を、音楽で生き生きと描いています。

トム・ソーヤ、ハックルベリー・フィン、ベッキー・サッチャー、インジャン・ジョーという登場人物にそれぞれ楽章が与えられ、最後はハッピーエンドへ。陽気なケークウォークのリズムから叙情的な音楽まで、多彩な場面を楽しめます。

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ハックルベリー・フィン組曲

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約13分

《ハックルベリー・フィン組曲》は、マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィンの冒険』を題材にした全4楽章の組曲。《トム・ソーヤー組曲》と対になるような、アメリカ文学の世界を楽しめる作品です。

チェザリーニは、19世紀のアメリカの民俗音楽を調べ、物語の時代背景にふさわしい音楽を作り上げました。少年ハックやジムなど、登場人物たちの冒険を思い浮かべながら聴くと、作品の魅力をより深く味わえます。

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ソレムニタス

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約12分

《ソレムニタス》は、スイスの民謡を主題にした変奏曲とフーガ。スイスのブルクドルフで毎年行われる青少年の祝祭行事から着想を得た作品です。

親しみやすい民謡の旋律が、さまざまな変奏を通して姿を変えていきます。終盤ではフーガによって複数の旋律が重なり、豊かな音楽を作り上げます。民族音楽と対位法的な作曲技法の両方を楽しめる作品です。

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闇に這う者(The Haunter of the Dark)

作曲:フランコ・チェザリーニ

《闇に這う者》は、アメリカの怪奇小説家H・P・ラヴクラフトの作品に着想を得た交響詩。チェザリーニの作品のなかでも、暗く不気味な世界を楽しめる1曲です。

ラヴクラフトの物語には、人間には理解しきれない未知の存在や、日常の裏側に潜む恐怖が登場します。そうした世界観を思い浮かべながら、音楽に現れる緊張感や不穏な響きを味わってみてください。

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リヴァイアサン

作曲:フランコ・チェザリーニ

《リヴァイアサン》は、旧約聖書に登場する巨大な海の怪物を題材にした交響詩。神話的な存在を、迫力ある吹奏楽の響きで表現する作品です。

リヴァイアサンは、混沌や人間の力では制御できない自然の力を連想させる存在。チェザリーニの《青い水平線》第2楽章にも同じ名前が登場しますが、こちらは独立した別作品です。両作品を聴き比べるのも興味深いでしょう。

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蠅の偶像

作曲:フランコ・チェザリーニ

《蠅の偶像》は、アメリカの作家ジェーン・ライスの物語を題材にした交響詩。文学作品から着想を得た、チェザリーニの比較的初期のレパートリーのひとつです。

《闇に這う者》と同じく怪奇文学に関わる作品ですが、原作となる物語は異なります。チェザリーニの民族舞曲や明るい序曲とは対照的な、緊張感のある音楽表現に触れられます。

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メキシコの風景

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約14分30秒

《メキシコの風景》は、メキシコの民俗音楽を題材にした全4楽章の吹奏楽組曲。
1990年に出版された、チェザリーニの初期作品です。

活発な民謡《エル・ブタキート》に始まり、穏やかな「メキシコのロマンス」、古い舞曲を思わせる「バイラビエホ」、メキシコのロデオを描いた「ラ・チャレアーダ」へと続きます。楽章によって異なるリズムや情景が楽しめる作品です。

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ウクライナ狂詩曲

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約9分

《ウクライナ狂詩曲》は、ウクライナの伝統音楽を素材にした吹奏楽作品。1994年に出版され、地域による民俗音楽の違いを音楽に取り入れています。

作品は中庸な速さの音楽から始まり、ゆっくりとした表情豊かな中間部を経て、最後はウクライナの活発な舞曲「ホパーク」で締めくくられます。民族音楽ならではの旋律やリズムを楽しめる1曲です。

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プロヴァンス牧歌

作曲:フランコ・チェザリーニ

《プロヴァンス牧歌》は、南フランスのプロヴァンス地方に伝わる民謡を取り入れた吹奏楽組曲。田園風景を思わせる、素朴で親しみやすい音楽が魅力です。

フランスの民謡には、穏やかな歌から軽快な舞曲までさまざまな性格のものがあります。この作品でも、そうした伝統的な音楽が吹奏楽の豊かな響きによって表現されます。民族音楽を題材にしたチェザリーニ作品を聴き比べたい人にもおすすめです。

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ルノー王の行列

作曲:フランコ・チェザリーニ

《ルノー王の行列》は、フランスの古い伝承歌を題材にした吹奏楽組曲。中世の物語を思わせる、歴史的な雰囲気が魅力の作品です。

ルノー王にまつわる伝承は、フランスの民謡として語り継がれてきました。チェザリーニはその旋律や題材を吹奏楽の組曲として発展させています。《プロヴァンスの牧歌》とは異なる、フランスの伝統音楽の一面に触れられます。

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コサック民謡舞曲

作曲:フランコ・チェザリーニ

《コサック民謡舞曲》は、東ヨーロッパのコサック文化に伝わる民謡や舞踊を題材にした作品。地域の伝統音楽が持つ躍動感を吹奏楽で楽しめます。

コサックの舞踊は、力強く活発な動きでも知られています。そうした文化を背景に持つ音楽と、吹奏楽の華やかな響きの組み合わせが魅力。《ウクライナ狂詩曲》とあわせて聴くのも面白そうです。

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イタリア小組曲

作曲:フランコ・チェザリーニ

《イタリア小組曲》は、イタリアの伝統的な歌を素材にした吹奏楽作品。チェザリーニがヨーロッパ各地の民族音楽に目を向けた作品群のひとつです。

イタリアの民謡には、明るく軽快な歌から、美しく叙情的な旋律まで多彩な表情があります。そうした歌の魅力を、管楽器のさまざまな音色で味わえる作品です。

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コーカサスのスケッチ

作曲:フランコ・チェザリーニ

《コーカサスのスケッチ》は、黒海とカスピ海の間に広がるコーカサス地方の民族音楽から着想を得た吹奏楽作品です。独特の旋律やリズムを通して、地域の文化を感じられます。

コーカサス地方には多様な民族が暮らし、それぞれ固有の音楽文化が受け継がれてきました。チェザリーニの民族音楽を題材にした作品を聴き比べることで、地域ごとの音楽的な違いを発見できそうです。

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ブルガリア舞曲 パートⅡ

作曲:フランコ・チェザリーニ

《ブルガリア舞曲 パートⅡ》は、先に発表された《ブルガリア舞曲 パートⅠ》に続く作品。ブルガリアの民謡や舞曲を題材に、独特のリズムと旋律を楽しめます。

ブルガリアの伝統音楽には、通常の2拍子や3拍子だけでは表現しきれない複雑な拍節感があります。前作と聴き比べると、チェザリーニが民族音楽の素材をどのように発展させているかも興味深いところです。

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アリゾナ:ネイティヴ・アメリカンの旋律による序曲

作曲:フランコ・チェザリーニ

《アリゾナ》は、アメリカ南西部のアリゾナ州を題名に持つ吹奏楽のための序曲。北米先住民の伝統的な旋律から着想を得ています。

アリゾナという土地からは、広大な砂漠や岩山の風景が思い浮かびます。そうした風景と伝統音楽の背景を重ねながら聴くと、作品への想像が広がります。演奏会のオープニングにも取り上げたい1曲です。

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コロラド~アラパホ族伝承の民謡による序曲

作曲:フランコ・チェザリーニ

《コロラド》は、北米先住民アラパホ族の伝統的な歌を素材にした吹奏楽のための序曲。地域の文化や歴史を背景に持つ作品です。

アメリカの広大な自然を連想させる題名と、伝統歌に由来する音楽的な素材が特徴。《アリゾナ》とあわせて聴けば、チェザリーニがアメリカの地域文化をどのように音楽に取り入れているかを楽しめます。

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ルネサンス組曲

作曲:フランコ・チェザリーニ

《ルネサンス組曲》は、ルネサンス時代の音楽様式に着想を得た吹奏楽作品。歴史的な舞曲や古い音楽の雰囲気を、現代の吹奏楽で楽しめます。

ルネサンス期には、さまざまな舞曲や器楽音楽が発展しました。そうした時代の音楽に親しむ入口としても興味深い作品です。チェザリーニの大規模な交響詩とは違った魅力に触れられます。

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古いロシアのロマンス

作曲:フランコ・チェザリーニ

《古いロシアのロマンス》は、ロシアの伝統的な歌曲「ロマンス」の世界に着想を得た吹奏楽作品。美しく歌うような旋律を楽しめるレパートリーです。

ロマンスは、叙情的な歌や恋愛感情を表現する歌曲として発展してきました。管楽器には人の歌声に近い表現ができる楽器も多く、そうした旋律の魅力を感じながら聴きたい作品です。

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カリビアン・シンフォニエッタ

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約12分

《カリビアン・シンフォニエッタ》は、カリブ海地域の音楽を題材にした全3楽章の作品。ラテン音楽の躍動感を、吹奏楽で楽しめます。

各楽章で取り上げられるのは「バチャータ」「サルサ」「メレンゲ」という3種類の舞曲。それぞれ異なるリズムと雰囲気を持っているため、楽章を聴き比べるだけでも面白い作品です。

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小交響曲第2番「騎手のシンフォニエッタ」

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約12分

《騎手のシンフォニエッタ》は、馬の動きを題材にした珍しい発想の吹奏楽作品。フランスのラヴァルの吹奏楽団のために作曲されました。

この作品では、馬の歩き方である常歩、速歩、駈歩、襲歩が音楽の素材として取り入れられています。馬の動きによってリズムや速度の印象が変わるところが面白く、豊かな旋律とともに楽しめる作品です。

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ロココ協奏曲

作曲:フランコ・チェザリーニ

《ロココ協奏曲》は、フルート独奏と吹奏楽のための協奏的な作品。
フルートの華やかな技巧と、美しく歌うような表現を楽しめます。

題名にある「ロココ」は、18世紀のヨーロッパで発展した優雅で装飾的な芸術様式を指します。フルートの軽やかな音色と技巧を主役にした演奏会にもぴったりの作品です。

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クラリネット小協奏曲

作曲:フランコ・チェザリーニ

《クラリネット小協奏曲》は、クラリネット独奏と吹奏楽のための作品。クラリネットの柔らかな音色から華やかな技巧まで、さまざまな表現を楽しめます。

クラリネットは広い音域と豊かな音色を持ち、吹奏楽では旋律や細かなパッセージを担当することの多い楽器です。独奏者を中心に据えることで、その魅力がより際立ちます。クラリネット奏者をフィーチャーする演奏会にも注目したい作品です。

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シンフォニエッタ第3番「ツヴェルフマルグライエンのスケッチ」

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約13分

《シンフォニエッタ第3番》は、イタリア北部・南チロル地方のツヴェルフマルグライエンという地域に着想を得た全3楽章の作品。ボルツァーノの街と周辺の風景が題材になっています。

第1楽章「街の生活」はにぎわう市街地、第2楽章「山の影」は冬の日差しが届きにくい山村、第3楽章「伝統的なぶどう畑」は温かな日差しと舞曲の雰囲気を描きます。都市と自然の対比を楽しめる作品です。

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イメージズ・オブ・ア・シティ

作曲:フランコ・チェザリーニ

《イメージズ・オブ・ア・シティ》は、都市の風景や人々の活動を連想させる吹奏楽のための序曲。チェザリーニの比較的初期の作品です。

都市を題材にした作品としては、後年の交響曲第3番《都市の風景》もあります。大規模な交響曲と初期の序曲を聴き比べることで、同じような題材に対する作曲家の異なるアプローチを楽しめそうです。

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ホワイト・スリル

作曲:フランコ・チェザリーニ

《ホワイト・スリル》は、雪や冬のスポーツを連想させる吹奏楽のための序曲。スピード感のある音楽が魅力です。

「スリル」という題名のとおり、緊張感や勢いのある場面が特徴。冬のスポーツの興奮を思い浮かべながら聴くと、音楽の躍動感がいっそう感じられそうです。演奏会の華やかな1曲としても楽しめます。

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長靴をはいた猫

作曲:フランコ・チェザリーニ

《長靴をはいた猫》は、シャルル・ペローの童話を題材にした、ナレーターと吹奏楽のための音楽物語。通常の吹奏楽曲とは異なり、語りと音楽を組み合わせて楽しめる作品です。

知恵を働かせて主人を幸せへと導く猫の物語は、子どもから大人まで親しみやすい題材。ナレーションによって物語が進み、吹奏楽がその世界を彩ります。ファミリーコンサートなどにも注目したい作品です。

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アルピナ・ファンファーレ

作曲:フランコ・チェザリーニ

《アルピナ・ファンファーレ》は、アルプスにちなむ名前を持つ短い祝祭的な吹奏楽作品。ファンファーレらしい華やかな響きを楽しめます。

金管楽器の輝かしい響きを中心に、演奏会の始まりや記念行事を盛り上げる場面にも似合う作品です。大規模な交響詩《アルプスの詩》とは違った、コンパクトなチェザリーニの魅力に触れられます。

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山の偉容

作曲:フランコ・チェザリーニ

《山の偉容》は、山岳の雄大さを題材にした吹奏楽作品。
スイス出身のチェザリーニにとって、山々の風景は身近な音楽的な題材のひとつです。

同じ山岳を題材にした《アルプスの詩》とあわせて聴くと、自然の風景を音楽で表現する方法の違いを楽しめます。壮大な景色を思い浮かべながら、吹奏楽の響きに耳を傾けたい作品です。

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パストラーレ組曲

作曲:フランコ・チェザリーニ

《パストラーレ組曲》は、田園の情景を描いた全3楽章の吹奏楽作品。自然のなかでの暮らしや季節の変化を思わせる、親しみやすい世界が広がります。

「牧歌」「遊ぶ羊飼いの少年たち」「野に降る雨」という3つの場面で構成。穏やかな音楽から軽快な動きまで、田園生活のさまざまな表情を楽しめます。チェザリーニの比較的新しい作品のひとつです。

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抵抗の光

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約12分30秒

《抵抗の光》は、第二次世界大戦中のイタリアで起きた抵抗運動を題材にした交響詩。1943年11月、ピエモンテ州ヴィッラドッソラの人々が占領軍に立ち向かった出来事を記念して作曲されました。

一時的に街を解放した抵抗運動は、のちに鎮圧されましたが、人々の勇気と決意を象徴する出来事として記憶されています。歴史の悲劇と、未来への希望の両方に目を向けた作品です。

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旅路のノート

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約8分30秒

《旅路のノート》は、人生を旅にたとえた吹奏楽のための序曲。2023年のスイス・トゥールガウ州の音楽祭における指定作品として委嘱されました。

形式は、速い音楽・ゆっくりした音楽・速い音楽という、伝統的なイタリア序曲の構成。道を歩くことを人生の歩みに重ねながら、さまざまな感情を表現しています。演奏会のオープニングにも取り上げたい作品です。

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夢の四象限(Quadrants des rêves)

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約20分

《夢の四象限》は、2026年に出版された吹奏楽のための大作。作曲者自身の想像から生まれた夢の世界を、6つの楽章で描いています。

作品は「暁の歌」「遊びの目覚め」「田園」「四象限の踊り」「光の戯れ」「夢のアポテオーズ」で構成。光、原初の遊び、失われた自然、起源の儀礼という4つの夢の次元をたどります。現代的な響きと幻想的な音楽表現を楽しめる作品です。

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希望の風(Winds of Hope)

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約7分30秒

《希望の風》は、困難な状況でも前を向く力や、生きる喜びを音楽で表現した序曲。2025年に出版された比較的新しい吹奏楽作品です。

冒頭は広がりのある美しい旋律から始まり、やがて躍動感のある音楽へと変化します。中間部では穏やかな旋律が戻り、最後は活気に満ちたフィナーレへ。明るく前向きな雰囲気で演奏会を始めたいときにも似合う作品です。

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レンチス(Lencis)

作曲:フランコ・チェザリーニ / 演奏時間:約10分

《レンチス》は、スイスの都市レンツブルクの歴史と風景を題材にした、2026年刊行の吹奏楽作品。「Lencis」は、レンツブルクの古い名前に由来しています。

全3楽章は「城と要塞」「水の合流する場所」「近代の台頭」。中世の城から川の風景、産業化による街の変化までを音楽で描いています。約10分という長さのなかで、ひとつの街の歴史を旅するように楽しめる作品です。

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作曲家について

フランコ・チェザリーニ(Franco Cesarini、1961年生まれ)は、スイス・ベリンツォーナ出身の作曲家・指揮者・フルート奏者。吹奏楽を中心に、管弦楽や室内楽など幅広い作品を手がけています。《アルプスの詩》《青い水平線》などの交響詩から、民族音楽を素材とした組曲、吹奏楽のための交響曲まで、その作風は多彩。自然、歴史、文学、都市の風景などを音楽で表現しています。

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