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吹奏楽コンクールの金賞・銀賞・銅賞はどう決まる?

吹奏楽コンクール資料室 情報確認:2026年10月29日

吹奏楽コンクールの金賞・銀賞・銅賞は、どのような基準で決まるのでしょうか。金賞は上位何割までなのか、金賞の数は決まっているのか、気になる人も多いと思います。

2026年度の全日本吹奏楽コンクール実施規定・審査内規に基づき、採点方法から賞の決定までの仕組みを整理します。

金賞・銀賞・銅賞はどう決まる?

2026年度の全国大会では、審査員の合計点数が高い順に、おおむね金賞4:銀賞4:銅賞2の割合を基準として判定します。

審査員は課題曲と自由曲の「技術」「表現」を、それぞれ10段階で評価します。

ただし、4:4:2は厳密な固定配分ではありません。また、地方大会では異なる審査方式が採用される場合があります。

目次

金賞・銀賞・銅賞の決まり方

2026年度の全日本吹奏楽コンクール審査内規第4条では、審査員の合計点数の高い順に、おおむね次の割合を基準として賞を判定すると定められています。

金賞約40%
銀賞約40%
銅賞約20%

例えば、10団体が審査対象となる場合、金賞4団体・銀賞4団体・銅賞2団体というのが基準のイメージです。

賞の数は完全に固定されているわけではない

審査内規では「おおむね」の割合を基準としています。そのため、すべての部門で金賞40%、銀賞40%、銅賞20%に必ず一致するとは限りません。

また、同点が生じた場合の細かな処理方法は、この審査内規には明記されていません。

審査員は何を採点する?

2026年度の全国大会では、課題曲・自由曲について、それぞれ「技術」と「表現」の2項目を10段階で評価します。

課題曲
技術1〜10点
表現1〜10点
自由曲
技術1〜10点
表現1〜10点
審査員1名あたりの満点 40点

課題曲20点 + 自由曲20点

全国大会の審査員は、実施規定第17条により原則9名です。

審査員が9名の場合の満点
360点

40点 × 9名

360点は、原則どおり審査員が9名の場合の計算値です。実際の賞は、満点に対する一定の得点率ではなく、審査員の合計点数と審査内規の配分基準に基づいて判定されます。

「技術」と「表現」は何を評価する?

全日本吹奏楽連盟は、2026年度の全国大会における「審査の観点」を公表しています。

01
豊かな響きを生み出す奏法

ブレスや発音など、美しく豊かな響きにつながる奏法が行われているか。

02
楽譜を読み取ったうえでの音楽表現

音程、リズム、ハーモニー、フレーズ、バランスなどが、楽譜を踏まえて表現されているか。

これらは連盟が示す審査の観点です。個々の観点が「技術」「表現」のどちらに何点ずつ配分されるかまでを定めたものではありません。

採点から賞の決定までの流れ

審査内規第3条・第4条による賞の決定までの流れは、次のように整理できます。

STEP 01 審査員が採点

課題曲・自由曲の技術と表現を10段階で評価

STEP 02 審査結果を集計

事務局・第一事業部が集計

STEP 03 賞を判定

三役・第一事業部が合計点数と配分基準により判定

STEP 04 理事長が賞を決定

金賞・銀賞・銅賞を決定

また、審査内規第3条では、参加団体に審査集計結果一覧表を配布することも定められています。

金賞・銀賞・銅賞は部門ごとに決まる?

2026年度の全国大会では、各部門ごとに表彰が行われます。

中学生・高等学校・職場一般の3部門は、前半の部と後半の部をそれぞれ独立した大会として実施します。

中学生 前半の部・後半の部
高等学校 前半の部・後半の部
大学 前半・後半の区分なし
職場・一般 前半の部・後半の部

したがって、中学生の前半の部と後半の部をまとめて、ひとつの順位表で金賞・銀賞・銅賞に振り分ける仕組みではありません。

以前のA・B・C評価方式とは何が違う?

全日本吹奏楽コンクールの審査方法は、これまでにも改正されてきました。

2026年度には、課題曲と自由曲の「技術」「表現」をそれぞれ10段階で採点する方式が採用され、賞の決定方法も改められています。

比較項目 2024年度の内規 2026年度の内規
評価方法 課題曲・自由曲をA・B・Cで評価 技術・表現を各10段階で評価
賞の判定 点数換算後の得点率を基準 合計点数の高い順に判定
金賞の基準 原則80%以上 おおむね上位40%

2024年度と2026年度の全日本吹奏楽連盟の公式審査内規を比較。2026年度の「上位40%」は、金賞4:銀賞4:銅賞2というおおむねの配分基準を説明したものです。

古い制度の説明に注意

インターネット上には、A評価の過半数で金賞となる方式や、得点率で金賞を決める方式など、過去の規定に基づく説明もあります。

審査方式を調べる際は、どの年度・どの大会の規定なのかを確認してください。

金賞を取れば全国大会に進める?

支部大会で金賞を受賞しても、必ず全国大会に出場できるわけではありません。

金賞・銀賞・銅賞は大会の審査結果に基づく表彰です。一方、全国大会への出場には、支部代表として選出される必要があります。

AWARD

金賞

大会での審査結果に基づいて授与される賞。

REPRESENTATIVE

全国大会代表

支部大会を通過し、全国大会への出場が認められた団体。

金賞を受賞しても代表に選ばれなかった場合は、一般に「ダメ金」と呼ばれています。

地方大会でも同じ方式で賞が決まる?

ここまで説明したのは、2026年度の全日本吹奏楽コンクール全国大会の審査方式です。

支部・都道府県・地区大会では、異なる採点方法や賞の決定方法が定められている場合があります。

出場する大会の審査規定を確認する

全国大会の「おおむね4:4:2」という基準が、すべての地方大会に適用されるわけではありません。

実際の審査方法については、参加する地区・都道府県・支部の最新の実施規定・審査規定を確認してください。

出典・参考資料

全日本吹奏楽連盟が公表した全国大会の実施規定・審査内規に基づいて作成しています。

資料確認:2026年10月29日

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