吹奏楽コンクールでは「A編成」「B編成」「A部門」「B部門」といった名称を見かけます。 一般にAは全国大会につながる部門、Bは少人数向けの部門として設定されることがありますが、人数や参加条件は地域によって異なります。
A編成・B編成とは
A編成・B編成は、全日本吹奏楽コンクール全国大会で全国共通に使われる部門名ではありません。 支部・都道府県などが独自に設ける区分で、人数、課題曲の有無、上位大会への進み方も地域によって異なります。
A編成・B編成は全国共通の区分ではない
全日本吹奏楽コンクールの全国大会にある正式な部門は、 中学生・高等学校・大学・職場・一般の4部門です。
全国大会の規定には、「A編成」「B編成」という区分はありません。
中学生・高等学校・大学・職場・一般の4部門で実施されます。
名称・人数・参加資格・上位大会へのルートは地域ごとに異なります。
A編成とB編成は何が違う?
地域によって規定は異なりますが、中学生・高等学校では次のような違いが設けられる例があります。
「A=○名、B=○名」と全国一律には言えない
A・Bの名称だけで人数や参加資格を判断することはできません。 同じ「B部門」でも、演奏人数だけでなく在籍部員数に条件を設けている地域もあります。
東関東のA部門・B部門
東関東吹奏楽連盟では、中学生・高校生の部に A部門とB部門を設けています。
2026年度の実施規定では、A部門を「全国大会参加資格有」、 B部門を少人数バンドの育成と活動の場を提供するための部門として位置づけています。
東関東B部門には部員数の条件もある
東関東のB部門では、ステージに出演する人数が30名以内というだけではありません。
2026年度規定では、中学生・高校生のB部門について、 コンクール申込時点の2・3年生の部員総数を30名以下とする条件も定められています。
※中高一貫校などでは、部員数の数え方について個別の規定があります。
また、同じ年度の県コンクールA部門に出演する団体は、B部門には参加できません。
北海道ではA・B・C編成がある
北海道吹奏楽コンクールでは、中学生・高等学校に A編成・B編成・C編成の3区分があります。
課題曲+自由曲を12分以内で演奏します。
自由曲のみを7分以内で演奏します。
自由曲のみを6分以内で演奏します。
※2026年度北海道吹奏楽コンクール実施規定に基づく整理です。
北海道の例だけを見ても、「B編成」という言葉だけでは全国共通の制度を表していないことがわかります。
地域によっては「B編成」という名称を使わない
少人数向けの部門があっても、必ず「B編成」と呼ばれるわけではありません。
2026年度の全日本吹奏楽連盟の予選日程表では、 東北支部で「中小編成」「高小編成」という名称が使われています。
このため、「B編成とは何人?」と調べる場合は、 自分が参加する地域の規定を確認する必要があります。
A編成とB編成では進む大会が違うことがある
東日本学校吹奏楽大会に参加する地域では、 A部門系とB部門・小編成系で上位大会へのルートが分かれる場合があります。
A部門系
B・小編成系
※すべての地域に東日本学校吹奏楽大会へのルートがあるわけではありません。
A編成とB編成はどちらが上?
A編成とB編成は、単純な「上級・下級」の区分ではありません。
人数規模や大会の目的、上位大会へのルートなどが異なる 別の参加区分として考えるほうが正確です。
B編成=簡単な大会ではない
B部門や小編成部門は、少人数バンドの活動機会を確保する目的などで設けられています。 演奏する楽曲の難易度や審査の厳しさを「Aより下」と一律に判断できる制度ではありません。
どの部門に出場できるか確認する方法
A・B・小編成などの参加条件を調べるときは、次の順に確認すると確実です。
まず、自分が参加する地方大会を確認します。
人数だけでなく、在籍部員数や参加資格の条件も確認します。
全日本・東日本など、どの大会へ推薦される部門なのかを確認します。
前年の規定をそのまま使わない
部門名・人数・参加条件は変更されることがあります。 出場するときは必ず、その年度に主催連盟が公開している最新の実施規定・実施要項を確認してください。
